5月22日（日本時間23日）、ＮＢＡニューヨーク・ニックスの殿堂入り選手で、現在ジョージタウン大学のヘッドコーチを務めるパトリック・ユーイングが、新型コロナウイルスの検査で陽性と判明したことを明らかにした。

　1962年生まれで現在57歳のユーイングは、自身のツイッターで大学の声明を引用しつつ、メッセージを投稿。「新型コロナウイルスのテストで陽性となったことを共有したいと思います」とし、以下のようにコメントした。

「このウイルスは深刻であり、軽く捉えてはいけません。すべての人々に、安全でいること、そして自分と愛する人たちのことを大切にしてもらいたいと思います。今まで以上に、医療従事者や最前線で闘うすべての方々に感謝申し上げます。私はきっと回復します。皆でこの難局を乗り越えましょう」

　ジョージタウン大によると、男子バスケットボールチームで感染しているのはユーイングのみで、現在は地元の病院で隔離状態にあるという。
  　ジョージタウン大出身のユーイングは、1984年のNCAAトーナメントで全米制覇を達成。翌85年のＮＢＡドラフトでニックスに全体１位指名された。その後は新人王を皮切りに、オールスター選出11回、オールＮＢＡチーム選出７回などリーグ屈指のセンターとして活躍。ニックスで15シーズン、その他２球団で２シーズン、計17シーズンにわたってプレーし、2002年に現役を引退した。

　引退後はライバルのマイケル・ジョーダンが所属していたワシントン・ウィザーズをはじめ、ヒューストン・ロケッツやオーランド・マジック、シャーロット・ホーネッツでアシスタントコーチを歴任。2017年４月に母校ジョージタウン大にヘッドコーチとして迎えられ、今季で３年目を終えたところだった。

構成●ダンクシュート編集部

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