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NBAが22チームで7月末のシーズン再開へ。プレーオフ最終枠を巡る“変則ルール”、開催地、ホームコート・アドバンテージの行方は?

秋山裕之

2020.06.04

7月31日から22チームでのシーズン再開プランを掲げるNBA。プレーオフは例年通り行なう方針のようだ。(C)Getty Images

 新型コロナウイルスの感染拡大を防止すべく、3月12日(日本時間13日、日付は以下同)からレギュラーシーズンを中断していたNBAのシーズン再開が現実味を帯びてきた。

 6月3日の時点で、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者がそれぞれの情報筋から得たものをまとめると、再開プランは以下の通りだ。

■NBAのシーズン再開プラン
・開催期間は7月31日から10月12日(NBAファイナル第7戦の日程)まで
・開催地はフロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート
・参加するのは22チーム(各カンファレンス8位以内の16チーム+8位と6.0ゲーム差以内の6チーム)
・全22チームがレギュラーシーズンとして8試合を戦う
・最終的に8位と9位が4.0ゲーム差以内の場合はプレーイン・トーナメントを開催(8位チームが1勝or9位チームが2戦先勝すればプレーオフ出場)
・プレーオフのフォーマットは例年と変更なし(各シリーズ4戦先勝)

 このプランは4日に行なわれるオーナー会議の投票と、NBA選手会(NBPA)で承認されれば本格的に開催されることとなる。『ESPN』はオーナー会議でこの再開プランが承認される見通しだと報じている。
 
 では、参戦する22チームの現時点における順位とここまでの戦績を紹介しよう。
※チーム名は略称、*はすでにプレーオフ出場確定、ゲーム差は8位チームとの差

■イースタン・カンファレンス
1.バックス*:53勝12敗(勝率81.5%)
2.ラプターズ*:46勝18敗(勝率71.9%)
3.セルティックス*:43勝21敗(勝率67.2%)
4.ヒート:41勝24敗(勝率63.1%)
5.ペイサーズ:39勝26敗(勝率60.0%)
6.シクサーズ:39勝26敗(勝率60.0%)
7.ネッツ:30勝34敗(勝率46.9%)
8.マジック:30勝35敗(勝率46.2%)
9.ウィザーズ:24勝40敗(勝率37.5%/ゲーム差5.5)

■ウエスタン・カンファレンス
1.レイカーズ*:49勝14敗(勝率77.8%)
2.クリッパーズ:44勝20敗(勝率68.8%)
3.ナゲッツ:43勝22敗(勝率66.2%)
4.ジャズ:41勝23敗(勝率64.1%)
5.サンダー:40勝24敗(勝率62.5%)
6.ロケッツ:40勝24敗(勝率62.5%)
7.マーベリックス:40勝27敗(勝率59.7%)
8.グリズリーズ:32勝33敗(勝率49.2%)
9.ブレイザーズ:29勝37敗(勝率43.9%/ゲーム差3.5)
10.ペリカンズ:28勝36敗(勝率43.8%/ゲーム差3.5)
11.キングス:28勝36敗(勝率43.8%/ゲーム差3.5)
12.スパーズ:27勝36敗(勝率42.9%/ゲーム差4.0)
13.サンズ:26勝39敗(勝率40.0%/ゲーム差6.0)
 
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