バスケW杯

日本、王者アメリカに53点差で大敗。エース八村もスター軍団の前に沈黙…

ダンクシュート編集部

2019.09.06

序盤から為すすべなく王者アメリカに大敗。全員得点を許すなど総合力の差を見せつけられた。(C)Getty Images

FIBAワールドカップ・1次ラウンド/9月5日(木)
日本45-98アメリカ
日本  |9|14|8|14|
アメリカ|23|33|28|14|

 FIBAワールドカップ2019、9月5日の1次ラウンド最終戦で日本はFIBAランキング1位のアメリカと対戦。エースの八村塁が試合を通じて4得点(フィールドゴール2/8、3ポイント0/1、フリースロー0/2)に封じられるなど、45-98で大敗した。

 序盤から世界一の実力をまざまざと見せつけられた。ティップオフ直後にケンバ・ウォーカーのバスケットカウントで先制を許すと、開始4分で13-0のランを献上。日本は5分20秒に渡邊雄太のフリースローでようやく初得点をあげるも、第1クォーターを9-23と早々に2桁点差を許してしまう。

 続く第2クォーターはさらに相手の勢いが加速し、ジェイレン・ブラウンの連続得点を皮切りにウォーカー、ジョー・ハリス、ハリソン・バーンズらに3ポイントを被弾。この10分間で33失点を喫し、56-23と前半だけで試合の趨勢を決められてしまった。
 後半もアメリカのペースで試合は進むが、第3クォーター残り5分22秒、八村がドライブから目の覚めるようなダンクを炸裂。その後もジャンパーを沈め、ようやくエースが波に乗るかと思われたが、試合の流れを変えるには至らない。それでも第4クォーターは馬場雄大が持ち味のアグレッシブなプレーでチームを牽引する。試合終盤にはスティールからのダンクに加え、1オン1から3ポイントも決めるなど、チームトップの18得点を奪取。八村や渡邊ら主軸が振るわなかったなかで意地を見せた。

 アメリカはベンチから出場したブラウンがチーム最多の20得点をマーク。ウォーカーが15得点、バーンズが14得点をあげるなど、出場選手が全員得点して快勝。リバウンドで58-33、アシストでも25-7とすべての面で日本を上回り、7日から始まる2次ラウンドに弾みをつけた。

 一方、1次ラウンドを3戦全敗で終えた日本は、今後は東莞で行なわれる順位決定ラウンドにまわる。そこでグループFの敗退チームであるニュージーランド(7日)、モンテネグロ(9日)と対戦し全日程を終了。残り2試合で大会初勝利を目指す。

文●ダンクシュート編集部
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