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NBA

ウォリアーズACのコリンズがシャックとの対戦を回想「彼のフィジカルの強さはあり得ないものだった」

秋山裕之

2020.06.19

公称216㎝・147㎏というシャックの支配力は別格だった。(C)Getty Images

公称216㎝・147㎏というシャックの支配力は別格だった。(C)Getty Images

 2000年代のNBAには、ロサンゼルス・レイカーズで3度、マイアミ・ヒートで1度の優勝を経験したシャックことシャキール・オニール、サンアントニオ・スパーズをエリートチームに押し上げたティム・ダンカンを筆頭に、リーグを代表するビッグマンが数多く存在していた。

 公称216㎝・147㎏のシャックはポジション取りで圧倒的な強さを誇り、ボールを手にすれば「人類で抑えることができる者などいない」と言われたほどの支配力でリング下を強襲。驚異的なパワーはもちろんのこと、巨体に似つかわしくないスピードとクイックネスを兼備し、毎試合20点、10リバウンド以上をもぎ取り、マッチアップ相手を圧倒した。

 一方、ダンカンは211㎝・113㎏の体格でパワーフォワードとセンターをこなし、基本に忠実かつ無駄のない動きでリング下からハイポスト付近で大活躍。冷静沈着で洞察力にも秀でていた“ビッグ・ファンダメンタル”は、スムースな動きから効果的なプレーを決め、常勝軍団スパーズの牽引役を務めた。

 では、実際に彼らとマッチアップしてきた選手たちはどんな気持ちだったのだろうか。フィジカルコンタクトは肉体だけでなく精神的にも疲労が蓄積するものであり、ケガをも引き起こしてしてしまうこともある。ゴール下で彼らと肉弾戦を繰り広げるためには身体の強さに加え、断固たる精神力が試されると言っていいだろう。
 
 先日「The Runnin’ Plays」のポッドキャストに出演したジャロン・コリンズ(元ユタ・ジャズほか)は、211㎝・115㎏と立派な体格を持つビッグマンとしてNBAで10シーズンをプレー。

通算542試合(うち先発は216試合)に出場し、平均15.8分、3.9点、2.9リバウンドを残したコリンズには一卵性双生児の兄ジェイソン(213㎝・115㎏/元ニュージャージー・ネッツほか)がおり、チームメイトになることはなかったが、兄弟揃って毎試合相手のビッグマンに対して身体を張ってきた。

 ここ6シーズン、ゴールデンステイト・ウォリアーズでアシスタントコーチ(AC)を務めるジャロンはシャックについて「彼のフィジカルの強さはあり得ないものだった」と切り出し、こう続けた。
 

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