NBA

リラード、アデトクンボと共にプレーした同僚が語る2人の共通点「ベストな賛辞を送るとすれば…」

秋山裕之

2020.06.23

ともにリーグ屈指の実力を誇るリラード(右)とアデトクンボ(左)。2人のリーダーシップについて、チームメイトが語った。(C)Getty Images

 ここ2シーズン、レギュラーシーズンでリーグトップの戦績を誇るミルウォーキー・バックスにおいて、パット・カナトンは貴重なバックアッパーとしてベンチからエネルギッシュなプレーを見せてきた。

 今季はここまで61試合(うち先発1試合)に出場して平均18.3分、5.1点、4.2リバウンド、1.6アシストをあげているほか、オールスターのスラムダンク・コンテストでは持ち前の跳躍力を世界中にアピールした。

 NBAキャリア5年目の27歳は、最初の3シーズンをポートランド・トレイルブレイザーズでプレーしており、オールスター常連のデイミアン・リラードと共闘。昨季のシーズンMVPに輝いたバックスのヤニス・アデトクンボと合わせて、2人のスーパースターと一緒にプレーしている。

 そんななか、6月15日(日本時間16日)に『The Ringer』がYouTubeに公開した「The JJ Redick Podcast」に、カナトンがゲスト出演した。
 
 7月末からフロリダ州オーランドでシーズンが再開されることや、アメリカで波紋を呼んでいる人種差別問題などについてJJ・レディックと意見を交わしつつ、番組終盤にテーマはリラードとアデトクンボの話題へ。

 今季からニューオリンズ・ペリカンズでプレーするレディックは、キャリア14年目のシャープシューター。今年1月下旬にルーキーのザイオン・ウィリアムソンが復帰後はベンチから出場しているものの、今季も平均14.9点、3ポイント成功率45.2%(156/345)と、高精度なアウトサイドショットを披露している。

 レディックはキャリアを通してリラード、アデトクンボと同じチームでプレーしたことはないものの、長年にわたり敵として戦ってきた立場でリラードについての私見を語った。

「あくまで外部としての意見だけど、俺にとってデイミアン・リラードは本物の男なんだ。彼についてこれまで俺が聞いてきた話では、あの男は本物であり、俺はあのチームのカルチャーは(リラードという)リーダーによって構築されたんだと本気で信じてるよ」
 
NEXT
PAGE
「リーダーシップという点から見ても、あの2人は最高だよ」