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NBA

【NBA背番号外伝】ノビツキーやアンセルドが背負った41番。過去の着用者にはある共通点も

出野哲也

2020.06.26

ノビツキ-(左)を筆頭に多くの名選手が着用した背番号41の歴史を掘り下げる。(C)Getty Images

ノビツキ-(左)を筆頭に多くの名選手が着用した背番号41の歴史を掘り下げる。(C)Getty Images

■唯一の欠番はアンセルド、最大のスターはノビツキー

 これまで背番号41でプレーしたことがある選手は107人いる。このうち永久欠番になっているのは1人だけだが、着用者の特徴は見た目以上に器用な選手が多い点だ。

 今のところ唯一の欠番選手であり、先頃74歳で亡くなったウェス・アンセルドがまさにそのタイプだった。身長201cmとセンターとしては小柄ながら、上背の不足を補って余りある横幅と強靭なフィジカルが武器で、スクリーンプレーでピックをかけた時はどんなに押されても微動だにしなかった。そんな体格でありながらパスが上手く、ワシントン・ブレッツ(現ウィザーズ)一筋13年間で積み上げた通算3822アシストは、センターでは史上5位。1969年には新人王とMVPの同時受賞を果たしている。
 
 アンセルドのデビューから1年後、コイントスに敗れルー・アルシンダー(=カリーム・アブドゥル・ジャバー)を指名できなかったフェニックス・サンズが、2位で獲得したのがニール・ウォーク。バスケIQが高く、72-73シーズンに平均20.2点、12.4リバウンド、3.5アシストの好成績を残した。アンセルドに負けず劣らずの肉体派のビル・レインビアは、デトロイト・ピストンズ時代に着用していた40番のイメージが強いが、プロ入りして最初の2年間を過ごしたクリーブランド・キャバリアーズでは41番。ラフプレーの常習犯で、アウェーでは常にブーイングを浴びるなど、リーグきっての嫌われ者だった。その一方で頭の切れる選手でもあり、当時のセンターとしては珍しく3ポイントを多用し、90年のファイナル第2戦では6本を沈めている。

 史上最高の41番として名高いダーク・ノビツキーも、ビッグマン離れしたシュート力が持ち味だ。もともとは14番を着用していたがダラス・マーベリックス入団時にロバート・パックが着用していたため、ひっくり返して41とした。21年のキャリアをマブズ一筋で過ごし、2011年にチームを優勝に導いたフランチャイズプレーヤーは、来年にも41番で2人目の欠番入りとなる予定だ。
 

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