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NBA

“小さな巨人”アイバーソンは、なぜ身長183cmで得点を量産できたのか?

ダンクシュート編集部

2020.07.21

アリナス(右)はアイバーソン(左)について「彼はクイックネスが半端ない」と絶賛し、フィジカルを生かして止めにかかっても「自動的にファウルをもらっていた」と振り返った。(C)Getty Images

アリナス(右)はアイバーソン(左)について「彼はクイックネスが半端ない」と絶賛し、フィジカルを生かして止めにかかっても「自動的にファウルをもらっていた」と振り返った。(C)Getty Images

“エージェント・ゼロ”の異名をとったギリバート・アリナスは現役時代、1試合で60得点を叩き出すなど、リーグ屈指のスコアラーとして鳴らした。トリッキーなドリ...
“エージェント・ゼロ”の異名をとったギリバート・アリナスは現役時代、1試合で60得点を叩き出すなど、リーグ屈指のスコアラーとして鳴らした。トリッキーなドリブルからのアタック、歯に衣着せぬ発言で強気な姿勢を貫いたが、彼にも“手を焼いた男”がいたという。

 それが“小さな巨人”アレン・アイバーソンだ。

 1996年のドラフト1位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団したアイバーソンは、瞬く間にチームのエースへ。身長183cmながら鋭いドリブルを武器に大男たちを次々とキリキリ舞いさせて得点を量産。2000-01シーズンには平均31.1点で自身2度目の得点王に輝くとともにシーズンMVPを獲得し、NBAファイナルにも進出した。

 キャリア中盤以降はデンバー・ナゲッツ、デトロイト・ピストンズ、メンフィス・グリズリーズ、シクサーズ、トルコのベシクタシュと渡り歩いたが、通算2万4368得点は歴代30位にランクイン。見ている者に痛快さを与えるプレーと、「大事なのは身体のサイズじゃない。“ハートのサイズ”だ」の名言で多くの人々の記憶に刻まれ、2016年にはバスケットボール殿堂入りも果たしている。

 そしてアリナス自身も身長193cmとNBAでは小柄な部類に入りながら、2005-06シーズンにはコビー・ブライアント、アイバーソン、レブロン・ジェームズに次ぐリーグ4位の平均29.3点をあげるなど、攻撃的ポイントガードとして共通点を持つ。

 現在38歳のアリナスは『reddit』上の対談動画で、「NBAで誰が最も守るのがタフだった?」と尋ねられると、「アレン・アイバーソン」と即答した。
 
「彼はクイックネスが半端ない。アレンは多く見積もっても体重160ポンド(約72.6kg)しかなかった。それに小さい。だから俺たちがウェイトルームでフィジカルを鍛えたりすることは、彼には通用しない。接触をするやいなや動いて、飛んでいる。自動的にファウルをもらっているんだ。それがアレンをガードするのが困難な理由さ」

 フィジカルを押し出して止めにかかっても、アイバーソンは自然体にしてそれをものともせずスコアしたほか、巧みにファウルをもらってフリースローにつなげていたという。

「それは生まれつきの能力じゃなくて、得点するために一日中汗を流してきた賜物さ。数々のスターや(対戦する)コーチたちがアレンを止めようとした。でも、彼は決して止められないかのように次々と攻め込んだ。アレンはすべての試合で60得点を取ろうとしていた。相手はもう『彼のマークにつきたくない』という感覚でお手上げさ。アレンにとってはどんな状況も青信号だった」

 アイバーソンの“守りづらさ”については、現役トップクラスの司令塔であるクリス・ポール(オクラホマシティ・サンダー)も「AI(アイバーソン)はシュートを5本外していたとしても、それまですべて決めていたように6本目を打つ。常に彼を警戒しないといけなかった」と証言している。

 身体のサイズではなく、ハートのサイズ――。その言葉は、今なおバスケットボールをしている選手たちの中で生き続けている。

構成●ダンクシュート編集部

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【動画】ニックネームは”ジ・アンサー”。驚異の攻撃力で軽々と20点以上を叩き出したアイバーソンのハイライト

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