NBAの長い歴史の中では、語り継がれるシグネチャームーブがある。アキーム・オラジュワンの“ドリームシェイク”、カリーム・アブドゥル・ジャバーの“スカイフック”と並んで究極の必殺技とされるのがティム・ハーダウェイの“キラークロスオーバー”だ。ドリブルを左右に切り返し、ディフェンスを左右に揺さぶって抜き去る――。言葉にすると簡単に聞こえるが、ハーダウェイのキレは群を抜いており、マッチアップ相手を転倒させる“アンクルブレイク”もお手の物だった。
そんな“元祖キラークロスオーバー”が『ESPN』の必殺技批評企画に登場。アレン・アイバーソンのクロスオーバー、マヌ・ジノビリのユーロステップ、現役のジェームズ・ハーデンのステップバックに見解を述べた。
冒頭に「どのシグネチャームーブが繰り出すのが難しいか」と訊かれたハーダウェイは、まず「どれ?本物のキラークロスオーバーが一番やるのが難しい」と自分の技が№1だとプライドを覗かせた。
「ドリブルをついて、切り返している選手はいるけど、狭い場所なら止められるし、本当の意味で使いこなせているとは言い難い。レッグスルーをしたり、スピンムーブをしたり、ビハインド・ザ・バックは簡単だけど、キラークロスオーバーは意のままに繰り出すのは本当にタフだ」
同じクロスオーバーの使い手であるアイバーソンに関しては、「彼は“受け継いだ側”の人間。あれは俺のスキルだ。それまでになかったスタイルを俺がもたらしたんだ。彼のプレーはレフェリーがいるNBA、高校や大学ではできるかもしれないがストリートなら止められる」と自分の域には達していないと示唆した。
ハーダウェイは2017年にも「オリジナルは俺だ。みんなが俺の動きを真似て、俺のキラークロスオーバーを完璧に自分のものにしようとしているんだ」と語っており、改めて“元祖”ぶりを発揮した形だ。
続いて触れたのが、ジノビリのユーロステップ。外国籍選手ならではの独特なステップが特長だが、ハーダウェイにとっては見る前から“体験済み”だったという。
「俺は(リトアニア出身の)サルナス・マルシャローニスと(ゴールデンステイト・ウォリアーズで)一緒にプレーした。彼以上の動きをする選手はいない。みんな彼のプレーを参考にしてきたんだ。最初に見た時はトラベリングだと思ったよ。ユーロステップ? なんだそれって?ってね(笑)。マルシャローニスは常にユーロステップを使いこなしていた。俺はすでにオジリナルを見たことがあるから、ジノビリを見ても驚きはしない」
そんな“元祖キラークロスオーバー”が『ESPN』の必殺技批評企画に登場。アレン・アイバーソンのクロスオーバー、マヌ・ジノビリのユーロステップ、現役のジェームズ・ハーデンのステップバックに見解を述べた。
冒頭に「どのシグネチャームーブが繰り出すのが難しいか」と訊かれたハーダウェイは、まず「どれ?本物のキラークロスオーバーが一番やるのが難しい」と自分の技が№1だとプライドを覗かせた。
「ドリブルをついて、切り返している選手はいるけど、狭い場所なら止められるし、本当の意味で使いこなせているとは言い難い。レッグスルーをしたり、スピンムーブをしたり、ビハインド・ザ・バックは簡単だけど、キラークロスオーバーは意のままに繰り出すのは本当にタフだ」
同じクロスオーバーの使い手であるアイバーソンに関しては、「彼は“受け継いだ側”の人間。あれは俺のスキルだ。それまでになかったスタイルを俺がもたらしたんだ。彼のプレーはレフェリーがいるNBA、高校や大学ではできるかもしれないがストリートなら止められる」と自分の域には達していないと示唆した。
ハーダウェイは2017年にも「オリジナルは俺だ。みんなが俺の動きを真似て、俺のキラークロスオーバーを完璧に自分のものにしようとしているんだ」と語っており、改めて“元祖”ぶりを発揮した形だ。
続いて触れたのが、ジノビリのユーロステップ。外国籍選手ならではの独特なステップが特長だが、ハーダウェイにとっては見る前から“体験済み”だったという。
「俺は(リトアニア出身の)サルナス・マルシャローニスと(ゴールデンステイト・ウォリアーズで)一緒にプレーした。彼以上の動きをする選手はいない。みんな彼のプレーを参考にしてきたんだ。最初に見た時はトラベリングだと思ったよ。ユーロステップ? なんだそれって?ってね(笑)。マルシャローニスは常にユーロステップを使いこなしていた。俺はすでにオジリナルを見たことがあるから、ジノビリを見ても驚きはしない」