NBA

終盤の猛追で天敵を下したバックスが2年連続でイースト首位を確定!アデトクンボは「全ては俺たち次第」

秋山裕之

2020.08.07

エースのアデトクンボはFG17本中13本を成功させる活躍でチームを勝利に導いた。(C)Getty Images

 今季リーグトップの戦績を誇るミルウォーキー・バックスにとって、イースタン・カンファレンスのプレーオフ出場圏内にいるチームで唯一全敗していたのがマイアミ・ヒートだった。

 昨年10月26日(日本時間27日、日付は以下同)の今季初対戦は126-131で延長の末に惜敗。3月2日の試合では89-105と完敗を喫しており、プレーオフに向けてどうしても勝利しておきたい相手だった。

 迎えた8月6日の今季第3戦。ヒートはジミー・バトラー、ゴラン・ドラギッチと2人の主軸を欠きながら、前半に最大23点差をつけるなど、73-56とバックスから大量17点リードを奪って試合を折り返す。

 しかしそれで黙っているバックスではない。後半開始から徐々に巻き返し、第4クォーター残り5分から圧巻の20-0のランを見せて130-116で勝利。今季戦績を55勝14敗(勝率79.7%)とし、イースト首位の座を確定させてNBAファイナルまでのホームコート・アドバンテージを手にした。
 
 バックスは再開後の初戦でボストン・セルティックスを119-112で下すも、8月2日のヒューストン・ロケッツ戦(116-120)は接戦を落とし、4日のブルックリン・ネッツ戦(116-119)は主力を温存して連敗を喫していた。

 そんな状況で迎えた天敵との一戦で、アデトクンボが33得点、12リバウンド、4アシスト、ミドルトンは3ポイント83.3%(5/6)を含む33得点に6リバウンド、8アシストの大暴れ。さらにブルック・ロペスが17得点、2スティール、2ブロック、パット・カナトンが11得点、エリック・ブレッドソーとウェスリー・マシューズがそれぞれ3ポイント66.7%(2/3)を沈める活躍で勝利に貢献した。

 後半から見事に立て直して勝利を飾った試合後、ミドルトンは「チームとして努力しただけ」と勝因を語った。

「俺たちは(ハーフタイムで)ずっと話し合ってたんだ。自分たちのベストなバスケットボールができていない。何もかも1歩2歩遅れていたってね。だから俺たちはもっとハードに、いいプレーをすることにフォーカスしたのさ」
 
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