NBA

中断期間で深まったレナードとジョージの絆とケミストリー。強敵マーベリックスを打ち破るか

秋山裕之

2020.08.16

中断期間をともに過ごしたことで、レナード(右)とジョージ(左)の間に確かな絆が生まれた。(C)Getty Images

 今季の優勝候補の一角であるロサンゼルス・クリッパーズは、シーディングゲーム(順位決定戦)を5勝3敗で終え、ウエスタン・カンファレンス2位の49勝23敗(勝率68.1%)という成績でレギュラーシーズンをフィニッシュ。8月17日(日本時間18日、日付は以下同)から、第7シードのダラス・マーベリックス(43勝32敗/勝率57.3%)とのプレーオフ・ファーストラウンドに臨むこととなった。

 しかし、第二幕の期間中、クリッパーズはルー・ウィリアムズやモントレズ・ハレル、パトリック・ベバリーといったキープレーヤーたちが、家族の事情でそれぞれ開催地から離脱。ベストメンバーで戦うことができなかったため、プレーオフを前にチームケミストリーが不安視されている。
 
 もっとも、このチームの2枚看板であるカワイ・レナードとポール・ジョージは好調を維持しており、レナードは15日に発表された"オールシーディングゲーム・セカンドチーム"に選出。今季からデュオを形成した2人は、ケミストリーを向上させるため、シーズン中断期間をともに過ごしていたという。ジョージはそのことを次のように話した。

「俺は彼がいるところ(サンディエゴ近く)に行ったし、彼も俺のところ(ロサンゼルス近郊)まで来てくれたんだ。そこで俺たちは一緒に時間を過ごした。でも、これは俺たちだけの話じゃない。このグループ全員で時間を過ごしたんだ。中断していた時に、俺たちは一緒に過ごしていたんだよ」

 ウィリアムズとベバリーはシーディングゲームで数試合プレーしており、ハレルも現在は開催地にあるホテルで隔離中だが、プレーオフ初戦までにはチームに合流できる見込みだ。コンディション調整が遅れていることから、ドック・リバース・ヘッドコーチ(HC)はハレルの出場について「(プレーさせるという)アイデアはある。しかし、それは理想のシナリオではない」と語っており、出場したとしても短いプレータイムのなかで調整させていく可能性がある。
 
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レナードとジョージの間に生まれた確かな絆

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