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NBA

ウィザーズのブルックスHCが来季も続投へ。フルメンバーが揃う契約最終年は“結果が求められる”シーズンに

ダンクシュート編集部

2020.08.21

来季で就任5年目を迎えるブルックスHC。ウィザーズを再びプレーオフへと導くことができるか。(C)Getty Images

来季で就任5年目を迎えるブルックスHC。ウィザーズを再びプレーオフへと導くことができるか。(C)Getty Images

 2019-20シーズンの戦いを終えた八村塁、そしてワシントン・ウィザーズは、来季もスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)の下で開幕を迎えることになりそうだ。

 8月19日(日本時間20日)、ウィザーズのトミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)はビデオ記者会見で、来季もブルックス体制で臨むことを示唆。「彼は選手、コーチそれぞれの立場でこのリーグに長くい続けている。とても成熟した男だ」と、変わらぬ信頼を示した。

 選手時代は10年間で6球団を渡り歩いたブルックスは、1994年にはヒューストン・ロケッツの控えガードとして優勝を経験。引退後は複数のNBAチームのアシスタントコーチを経て、2008年にオクラホマシティ・サンダーのHCに就任。12年にチームをNBAファイナルに導くなど、7シーズンで5度のプレーオフ進出を果たした。

 2016年に5年契約でウィザーズの指揮官に迎えられると、初年度にイースタン・カンファレンス4位の49勝を記録。翌年も43勝をあげて2年連続でプレーオフに導いたが、ここ2シーズンは勝率5割未満に終わり、初年度から3年連続で成績を落としている。
 
 それでもシェパードGMは、「来シーズンの我々は安泰だ」と自信を覗かせる。それは、今季をアキレス腱のリハビリで全休した司令塔のジョン・ウォールが帰ってくるからにほかならない。

 すでにコートでプレーを始めているウォールは来季開幕から復帰する見込みで、この元オールスターが戦列に戻ってくれば、チームの力は攻守両面で一段階上のレベルに引き上げられる。ウォール不在時にリーグ屈指のスコアラーに成長したブラッドリー・ビールとのバックコートコンビは、イースト屈指の破壊力と言っていいだろう。

 またシェパードGMが「ブルックスHCは若手選手の育成においても素晴らしい仕事をした」と言うように、今季のウィザーズは八村を筆頭に若い選手がロースターの過半数を占めながらも、再開シーズンを含めて多くの経験を積んだ。

 ウォール&ビールのオールスターコンビに、八村ら若手が融合する来季。ウィザーズは再びプレーオフチームへと返り咲くことができるのか。契約最終年となるブルックスHCにとっても“言い訳”のきかないシーズンとなるだけに、結果で応えたいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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