9月6日(日本時間7日)、NBAプレーオフのイースタン・カンファレンス準決勝、ミルウォーキー・バックス(第1シード)対マイアミ・ヒート(第5シード)の第4戦が行なわれ、延長の末にバックスが118-115で勝利した。
3連敗を喫し、シリーズ敗退の瀬戸際に立たされて迎えた一戦。バックスはこの日も開始10分で12点差をつけられるなど、第1クォーターを22-31と早くも劣勢に立たされる。第2クォーターに入ってエースのヤニス・アデトクンボの連続得点で追い上げを図るも、残り10分18秒にアデトクンボが前戦に痛めた右足首を負傷するアクシデントに見舞われる。
エースの離脱を余儀なくされたバックスだが、ここからもう1人の得点源であるミドルトンを中心に奮起。50-48とリードを奪って前半を折り返すと、後半も一進一退の攻防を展開する。第4クォーター残り58秒にはヒートの新人タイラー・ヒロに逆転の3ポイントを許すも、残り1.9秒にドンテ・ディビンチェンゾがフリースローを獲得し、2本中1本を沈めて試合はオーバータイムに。
バックスは負傷退場のアデトクンボが前半11分の出場で19得点に終わったものの、両軍最多48分間プレーしたミドルトンが延長の9得点を含むプレーオフ自己最多の36得点を奪取。不名誉なスウィープ負けを回避し、現地8日の次戦に望みをつないだ。
一方のヒートは26得点、12リバウンド、8アシストをあげたバム・アデバヨを筆頭に先発全員が17得点以上とバランスの良さを発揮したが、あと一歩及ばず。アデトクンボ離脱後に逆に守備で綻びが見られ、プレーオフの連勝は7でストップした。
構成●ダンクシュート編集部