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NBA

【名作シューズ列伝】かつて“勝負弱かった”レブロン。「LEBRON 8 P.S」には初優勝を願う製作陣の熱い思いが凝縮

西塚克之

2020.09.12

レブロンはヒート移籍1年目の2011年にファイナルに進んだが、大舞台で精彩を欠きチームは敗退。しかし、翌年に悲願の初優勝を成し遂げた。(C)Getty Images

レブロンはヒート移籍1年目の2011年にファイナルに進んだが、大舞台で精彩を欠きチームは敗退。しかし、翌年に悲願の初優勝を成し遂げた。(C)Getty Images

 人に歴史あり。バスケにスーパースターあり。スーパースターにシグネチャーモデルあり。シグネチャーモデルにBOXあり! 

 オハイオ州アクロン出身のレブロン・ジェームズは地元セント・ビンセント・セントメリー高校で1年生からエースとして活躍。最終学年時にはミスター・バスケットボール(3年連続)、オールUSAファーストチーム、年間最優秀選手など様々な賞を受賞し、2003年のドラフト1位で地元球団のクリーブランド・キャバリアーズに入団します。

 NBAでも順調にスター街道を歩んでいた“キング”レブロン。キャリア7年目の2009-10シーズンには2シーズン連続でシーズンMVPを獲得しますが、チームを優勝に導くことができず、周囲から厳しい批判を浴びることになります。

 そしてシーズン終了後、勝利に飢えていたレブロンはキャバリアーズからマイアミ・ヒートへの移籍を発表。地元の英雄の決断にクリーブランドのファンは失望し、怒り、悲しみました。

 新天地では同期のドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュとともに“スリーキングス”を結成し、初年度からチームはファイナルに駒を進めます。しかし、ダラス・マーベリックスとのシリーズでは消極的なプレーが目立ち、2勝4敗で敗退。またしても優勝を逃したレブロンは、勝負弱さを糾弾されることになります。



「LEBRON 8 P.S. 通称“ダンクマン”」は、「LEBRON 8」を改良したモデルで、“P.S.”は、ポストシーズン(プレーオフ)を指しています。アッパーには、ハイパーフーズテクノロジーを使用。空気を通し強度と快適性を両立する構造を実現し、“Max Air 360”を“Max Air 180”に変更。さらなる軽量化を測りました。



 シルバーメタリックに覆われたアッパー。エレクトリックグリーンのシュータンにはキングの象徴“ライオンマーク”。裏には「DESIGNED AND ENGINEERED TO THE EXACT SPECIFICATIONS OF DUNKMAN」(ダンクマンの正確な仕様に合わせてデザインおよび設計されています)のタグ。ヒールカップにもレブロンのプレーを表現した“ダンクマン”マークが配置されており、レブロンの初優勝を願う製作スタッフの並々ならぬ思いが伺えます。



 BOXの上蓋には、レブロンの顔が目から下唇にかけて大きくトリミングされ、大胆にレイアウト。「LEBRON 8」はライオンとレブロンがプリントされていたため、よりインパクトが強くなった印象でした。




 引き出した中箱の側面には、所属チームのヒートを想起される炎のような赤色の中に、大きく口を開けたライオンの牙がこちらを威嚇しています。さらに、シューズを覆う包装紙にもリアルなライオンのパターンが印刷。シューズBOXのマトリョーシカのようなデザインは見事の一言です。

 ヒートへの移籍でアンチが急増、そしてファイナルでの低パフォーマンスでさらに評価を下げてしまったレブロンですが、翌シーズン(2011-12)に悲願の初優勝を経験。「LEBRON 8 P.S.」 通称“ダンクマン”は、レブロンが“真の勝者”になる前の1足として長く語り続けられることでしょう。

文●西塚克之

【著者プロフィール】
西塚“DUKA”克之/日本相撲協会公式キャラクター「ハッキヨイ!せきトリくん」の作者として知られる人気イラストレーター。入手困難なグッズやバッシュを多数所有する収集家でもあり、インスタグラム(@dukas_cafe)では、自身のシューズコレクションを公開中。ダンクシュートでは名作シューズ列伝『SOLE&SOUL』を連載している。

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【動画】“キング”レブロンの2011年ハイライト!

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