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国内バスケ

Bリーグが10月2日に開幕!日本人選手中心でのスタートに西宮の主将は「難しいけど、やりがいある」

森本茂樹

2020.09.25

西宮のキャプテン谷は、外国人選手不在により、複数ポジションをこなす現状を「難しいけど、やりがいのあること」と語る。

西宮のキャプテン谷は、外国人選手不在により、複数ポジションをこなす現状を「難しいけど、やりがいのあること」と語る。

 今年のバスケットボールB.LEAGUE 2020-21シーズンは、10月2日にB1のアルバルク東京 vs 川崎ブレイブサンダースで開幕する。B2も同日、仙台89ERS vs 山形ワイヴァンズ、アースフレンズ東京Z vs 越谷アルファーズ、愛媛オレンジバイキングス vs 西宮ストークスの3試合で幕を開ける。今年は新型コロナウイルスのため、外国人選手の来日が難航するなど、各チーム課題を抱えたスタートとなる。

 9月23日、ファンクラブ会員限定でB2の西宮ストークスと香川ファイブアローズとのプレシーズンマッチが公開された。西宮ストークスでは、新型コロナウイルスの関係で、新外国人選手の合流が遅れている。2週間の隔離生活を経て、アレクサンダー・ジョーンズがチームに加入し1週間。しかし、残り3選手の来日目途が立たないまま、シーズン開幕を迎える。

 昨シーズン途中からヘッドコーチに就任したマティアス・フィッシャーは、「新選手の加入で、チームを進化させたいところだが、今日のフライトに乗っても、2週間の隔離があるので、開幕には間に合わない。開幕戦は今日プレーしたメンバーで戦うことになる。今日はアレックスもよかったし、日本人選手も個々の能力が高いので、自信をもってプレーしてほしい」と語った。

 9月14日には、Bリーグが、「スポーツ庁より外国籍選手等の新規入国に関して、条件付きでの入国が認められる」というリリースを発表したが、現地出発前3日間の検査や入国後14日間の待機があるなど、難しさは残る。
 
 ただ、昨シーズンは新型コロナウイルスのために、リーグ戦が途中で中止となり、60試合予定の中、B1は41試合(4チームは40試合)、B2は47試合でシーズンを終えた。チャンピオンシップや入れ替え戦も行われなかったことを思えば、バスケットボールが始まることの意義は大きい。

 2月以来でライブ観戦したという西宮ストークスのブースターは、「久しぶりにバスケをアリーナで見られて嬉しいですね。B1を目指すチームがどう変わるのか楽しみです」とBリーグの開幕を喜び、西宮のキャプテン谷直樹は、「コロナによって、僕たちもバスケができる幸せを認識しましたし、開幕を迎えるにあたっても、多くの人たちに支えられているな、と感じています。ファンにも期待をしてもらっていますし、改めてバスケに感謝しています」と感謝の言葉を口にする。

 予定していたチームメンバーが揃わない、揃ってもコンビネーションを高める時間がないなど、今シーズンは難しいリーグ戦となるが、日本人選手が活躍することのできるシーズンになったと前向きに捉えることもできる。Bリーグ開幕まであと1週間ほど。バスケットボールのある日常が始まる。

文●森本茂樹

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