人に歴史あり。バスケにスーパースターあり。スーパースターにシグネチャーモデルあり。シグネチャーモデルにBOXあり！　

　ヤニス・アデトクンボは17歳だった2011年にギリシャ国内2部リーグでプロデビュー。そこでの活躍がNBAのスカウトの目にとまり、2013年にNBAドラフトにエントリー。1巡目15位でミルウォーキー・バックスから指名を受けました。

　ドラフト時は、サイズとスキルはあるものの、ＮＢＡで戦うには身体の線が細く、ギャンブル性の高い指名と言われました。しかし、ヤニスは着実に才能を開花させていきます。2015-16シーズンには、レブロン・ジェームズ率いるクリーブランド・キャバリアーズ戦で33得点を奪取。当時のヘッドコーチだったジェイソン・キッドからの信頼も厚く、211cmの身長ながらポイントガードも務めあげ、オールラウンダーぶりを発揮しました。

　2016-17シーズンには、オールスターに先発出場。チームでは主要5部門（得点、リバウンド、アシスト、スティール・ブロック）でトップの数字を残し、その年に最も成長した選手に与えられるＭＩＰ賞に輝くなど、フランチャイズビルダーとしてはもちろん、NBAを代表するプレーヤーに成長しました。
  　その後もヤニスの勢いは止まらず2019年に初のシーズンMVPを獲得。バックスではカリーム・アブドゥル・ジャバー以来2人目の受賞者となりました。さらにMIＰとシーズンMVPを受賞したNBA史上初の選手として歴史に名を刻みました。



　2019年6月29日に発売された「NIKE ZOOM FREAK 1」は、ヤニスのシーズンMVPを称えるかのように作られた1足です。

　ネーミングの「FREAK」は彼のニックネーム「The Greek Freak（ギリシャの代わり種）」から引用されています。



　彼にとって初のシグネチャーモデルは、出身地であるギリシャへのこだわりの他に、家族愛に満ち溢れたデザインとなっています。アウトソールに2017-18シーズンのトレーニングキャンプ中に急逝した父親の好きだった３つのバラの花が散りばめられているほか、踵部分に４人の兄弟の名前が刻印。4本のバンドが連動して足をサポートするストラップにも、４人兄弟の絆が表現されています。



　ほかにも、ヤニスの「Y」とアデトクンポの「A」を組み合わせたロゴマークや背番号が至る部分に入っています。テクノロジー面では彼の超人的な動きを支えるため、ダブルZOOM AIRが内蔵されています。