10月2日(日本時間3日、日付は以下同)に行なわれたロサンゼルス・レイカーズ(ウエスタン・カンファレンス第1シード)とマイアミ・ヒート(イースタン・カンファレンス第5シード)によるNBAファイナル第2戦は、レイカーズが124-114で勝利。これで対戦成績はレイカーズの2勝0敗となり、2010年以来17度目のリーグ制覇に向けてまた一歩近づく結果となった。
一方、2013年以来4度目の優勝を狙うヒートは、かなり苦しい状況に追い込まれたと言えるだろう。というのも、これまで73回行なわれたファイナルのなかで、2連敗スタートから頂点に立ったケースは、過去4度しかないからだ。
最も古い例は、1969年のボストン・セルティックス。敵地2連敗で迎えた第3戦をジョン・ハブリチェックの活躍でモノにすると、第7戦では終盤に猛反撃を仕掛けたレイカーズを何とか押さえつけ、108-106で息詰まる接戦を制し11度目のリーグ制覇を成し遂げた。ちなみにこの年のファイナルMVPに選ばれたのはレイカーズのジェリー・ウエストで、敗戦チームから選出された唯一の受賞者となっている。
次がその8年後、1977年にフィラデルフィア・セブンティシクサーズを破ったポートランド・トレイルブレザーズだ。このシリーズもブレイザーズの敵地2連敗でスタートしたが、続くホームでの第3、4戦にそれぞれ22点差、32点差で大勝。第5、6戦はどちらもブレイザーズが先に主導権を握り、終盤にシクサーズが猛追を見せるという似たような展開となったが、2試合ともブレイザーズが粘るシクサーズを振り切り、球団初にして唯一の優勝を果たした。
最も記憶に新しい例は、2016年のクリーブランド・キャバリアーズ。相手はレギュラーシーズンで歴代最高成績(73勝9敗)を残したゴールデンステイト・ウォリアーズということもあり、下馬評は圧倒的にキャバリアーズの不利が予想されていた。実際に最初の2戦を落とし、第4戦にも敗れ崖っぷちに追い込まれたものの、ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)が出場停止となった第5戦から流れが一変。レブロン・ジェームズ(現レイカーズ)とカイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ)がともに41得点を叩き出しこの試合に快勝すると、第7戦では同点の最終盤にケビン・ラブの好守、レブロンのチェイスダウンブロック、そしてアービングの決勝弾と3つのハイライトが飛び出し、クリーブランドに初の栄冠がもたらされた。
一方、2013年以来4度目の優勝を狙うヒートは、かなり苦しい状況に追い込まれたと言えるだろう。というのも、これまで73回行なわれたファイナルのなかで、2連敗スタートから頂点に立ったケースは、過去4度しかないからだ。
最も古い例は、1969年のボストン・セルティックス。敵地2連敗で迎えた第3戦をジョン・ハブリチェックの活躍でモノにすると、第7戦では終盤に猛反撃を仕掛けたレイカーズを何とか押さえつけ、108-106で息詰まる接戦を制し11度目のリーグ制覇を成し遂げた。ちなみにこの年のファイナルMVPに選ばれたのはレイカーズのジェリー・ウエストで、敗戦チームから選出された唯一の受賞者となっている。
次がその8年後、1977年にフィラデルフィア・セブンティシクサーズを破ったポートランド・トレイルブレザーズだ。このシリーズもブレイザーズの敵地2連敗でスタートしたが、続くホームでの第3、4戦にそれぞれ22点差、32点差で大勝。第5、6戦はどちらもブレイザーズが先に主導権を握り、終盤にシクサーズが猛追を見せるという似たような展開となったが、2試合ともブレイザーズが粘るシクサーズを振り切り、球団初にして唯一の優勝を果たした。
最も記憶に新しい例は、2016年のクリーブランド・キャバリアーズ。相手はレギュラーシーズンで歴代最高成績(73勝9敗)を残したゴールデンステイト・ウォリアーズということもあり、下馬評は圧倒的にキャバリアーズの不利が予想されていた。実際に最初の2戦を落とし、第4戦にも敗れ崖っぷちに追い込まれたものの、ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)が出場停止となった第5戦から流れが一変。レブロン・ジェームズ(現レイカーズ)とカイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ)がともに41得点を叩き出しこの試合に快勝すると、第7戦では同点の最終盤にケビン・ラブの好守、レブロンのチェイスダウンブロック、そしてアービングの決勝弾と3つのハイライトが飛び出し、クリーブランドに初の栄冠がもたらされた。