NBA

2011年にファイナルを制したマブズの名物オーナーがレブロンの“ある部分”を称賛「当時とは明らかに違う」

ダンクシュート編集部

2020.10.09

マブズのオーナー、キューバン氏(右)がかつて対峙したレブロンについてコメントした。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、10月9日(日本時間10日)に行なわれるマイアミ・ヒートとのNBAファイナル第5戦で、自身4度目の優勝をかけて戦う。

 ファイナル出場は歴代3位タイの10回目を数えるレブロンだが、過去9回の戦績は3勝6敗。レギュラーシーズンの数々の栄光に比べて、"頂上決戦"では涙を呑んできた印象が強い。

 弱冠22歳にしてクリーブランド・キャバリアーズを初のファイナルに導いた2007年は、ティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリの"ビッグ3"を擁するサンアントニオ・スパーズに4連敗とスウィープ負けを喫した。ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュと"スリーキングス"を形成したヒート時代も、初年度の2011年はダラス・マーベリックスに2勝4敗で敗れている。

 その後、2012、13年に2連覇を果たし、キャバリアーズに戻った2015年からは4年連続でファイナルに進出したが、ゴールデンステイト・ウォリアーズ相手に阻まれ、優勝は1回のみにとどまっている。
 
 レブロンは今季、プロ17年目にして初めてシーズンを通して司令塔役を務め、初のアシスト王(平均10.2本)に輝くなど、35歳という年齢を感じさせないパフォーマンスを続けている。相棒のアンソニー・デイビスを支えるリーダーシップも光るが、キャリア序盤とは大きな違いを指摘する声がある。

 2011年のファイナルで対戦したマーベリックスのオーナー、マーク・キューバンが『Basketball News』のポッドキャスト「The Rematch」でレブロンの変化について語った。

「まず、ヒートではレブロンは"No.2"(2番手)だった。ドゥエイン・ウェイドがリーダーだ。レブロンのチームにウェイドが来たんじゃなくて、レブロンがウェイドのチームに行ったからね。そして今度は、レブロンがウェイドの立場になった。誰がチームに来ても機能することは、今のレイカーズが物語っている」

 そしてキューバンが「明らかに(2011年当時とは)違う」と指摘したのは、"先を読む力"だ。
 
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「2011年当時はその能力をまだ備えていなかった」