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NBA

パチューリアがレナードへの“ダーティープレー”について弁明「あれは故意じゃない。メディアが…」

ダンクシュート編集部

2020.10.26

レナード(右)に対する“ダーティープレー”について語ったパチューリア(左)。はたしてファンに弁明は届くのか。(C)Getty Images

レナード(右)に対する“ダーティープレー”について語ったパチューリア(左)。はたしてファンに弁明は届くのか。(C)Getty Images

 2017年のNBAプレーオフ、ゴールデンステイト・ウォリアーズとサンアントニオ・スパーズによるウエスタン・カンファレンス決勝。トップ2シードによる西の頂上決戦は実力伯仲の好カードになると思われたが、蓋を開けてみればウォリアーズがスパーズをスウィープで下し、3年連続でファイナルへと駒を進める結果となった。

 その大きな要因となったのが、当時スパーズのエースだったカワイ・レナードの負傷離脱にあるのは間違いないだろう。初戦の第3クォーター序盤、ジャンパーを放ったレナードはチェックに来たザザ・パチューリアの足を踏んでしまい、足首を負傷。シリーズ中に戦列に戻ることはなく、スコアラーを失ったスパーズはあっけなく敗れ去ってしまった。

 そして、この時のパチューリアのプレーには非難が殺到。「レナードの着地地点に合わせて故意に足を出したのではないか」として八方から強くバッシングを受け、以降パチューリアは“ダーティープレーヤー”のレッテルを貼られることになった。
 
 この出来事から3年が経った2020年。すでに引退しウォリアーズのフロント入りしていたパチューリアが、球団のポッドキャスト『Runnin’ Plays』で当時についてこう語っている。

「ああいったシチュエーションがどれだけの頻度で起こるか考えてみてくれ。あの事件の以前、そして以降。たくさんある!あれはゲームの一部だ。特に3ポイントが10年前、20年前から明らかに増えた現代ではね。要するに、簡単に3ポイントを打たせないための当たり前の守備戦術のひとつだってことだ」

 この事件について周囲からいろいろ言及されることは理解していたパチューリアだが、メディアが状況をより悪化させたと考えているという。

「メディアは当時のプレーオフについて、何も書くことがなかったんだ。イーストはクリーブランド(キャバリアーズ)が最初の3ラウンドをスウィープし(実際はボストン・セルティックスとのカンファレンス決勝は4勝1敗)、ウエストも僕たちが同じように勝ち上がった。そしてプレーオフは僕たちの16勝1敗で終わったんだ」
 
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