NBA

来季序盤戦を無観客で戦う王者レイカーズ。それでも指揮官は、「我々は挑戦を受け入れる」と前を向く

ダンクシュート編集部

2020.11.13

本来であれば満員のファンで埋め尽くされるステイプルズ・センターだが、来季序盤戦は無観客での開催となる。(C)Getty Images

 2020-21シーズンの開幕が現地12月22日(日本時間23日、日付は以下同)に決定し、新シーズンへ向けて着々と動き始めているNBA。

 10月のNBAファイナルを制し、新シーズンを王者として迎えるロサンゼルス・レイカーズは、例年であれば地元ファンの前で大々的にチャンピオンリングセレモニーが行なわれるところだが、今年はそうもいかないようだ。11月11日、チームは来季のホームゲームを当面の間、無観客で開催することを発表した。

「州と地元の保健当局の指導を受け、ロサンゼルス・レイカーズは2020-21シーズンの試合は、当面の間、無観客での開催となることを発表します。今後もファン、選手、スタッフ、コミュニティの健康と安全が最優先事項であり、地元、州、NBAそれぞれのガイドラインを遵守したうえで、安全な形でステイプルズ・センターにファンを迎えることができる計画を考えていきます。安全が確保でき次第、優勝バナーの掲揚を祝い、再びチャンピオンシップに向けてともに歩めることを楽しみにしております」(公式リリースより)

 NBAは新型コロナウイルスの拡大により、2019-20シーズンを3月から約4か月にわたって中断。7月末からはフロリダのディズニー・リゾートに隔離施設"バブル"を作り、感染者を出すことなく全日程を終えた。72試合の短縮シーズンとなる来季は通常通り各チームのホームアリーナでの開催を予定しているが、レイカーズのほかにも、当面は無観客で試合を実施するチームが出てくる可能性は高い。
 
 リーグの今後のスケジュールとしては、11月18日にドラフトが行なわれ、フリーエージェントとの交渉は20日に解禁される見込み。12月1日からトレーニングキャンプがスタートし、22日の開幕に備えるといった流れだ。

 そんななか、レイカーズの指揮官フランク・ヴォーゲルHCが地元メディアに出演し、新シーズンへの意気込みを語った。

「72試合のシーズンは素晴らしいものだと感じている。私たちにとっては本当に早い切り替えで、NBA史上最短のオフシーズンになるが、我々は挑戦を受け入れるチームだ。私たちにとって人生の次なるチャレンジとなる。連覇のためのすべての挑戦を私を含むスタッフ、フロントの皆がとても楽しみにしている」

 多くのFA選手を抱えるレイカーズは、20日の交渉解禁からせわしないオフに突入することになる。また、ファイナル終了からわずか71日という過密なスケジュールにより、大黒柱のレブロン・ジェームズがシーズン序盤の試合に出場しないのではといった話も出ており、どのような布陣で開幕を迎えることになるのか注目される。

構成●ダンクシュート編集部

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