NBA

ネッツOBがハーデンの獲得に警鐘!「彼は素晴らしい選手だが、ネッツにはフィットしない」

ダンクシュート編集部

2020.11.30

ネッツOBのアンダーソン(左)は、ハーデン(右)の獲得に警鐘を鳴らしている。(C)Getty Images

 今オフのストーブリーグで最もヒートアップしたトピックのひとつが、ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)がブルックリン・ネッツへトレードされ、ケビン・デュラント&カイリー・アービングとの"夢のトリオ"が完成する可能性があるというものだった。

 ハーデンもトレードを正式に要求したとも報じられたが、史上8人目の3年連続得点王に輝き、年俸4100万ドル(約42億6000万円)以上を受け取るスーパースターだけに、交渉も一筋縄ではいかない。12月1日(日本時間2日、日付は以下同)にトレーニングキャンプが開始され、22日に2020-21シーズンの開幕を控えるなか、これまでのところ実現に至っていないのが実情だ。
 
 新ヘッドコーチにスティーブ・ナッシュを迎えたネッツは、右足アキレス腱断裂で昨季を全休したデュラント、右肩の故障で20試合の出場にとどまったアービングの両スターが来季は復活予定で、新シーズンのダークホースに挙げられている。そのなかで、フランチャイズOBとしては、ハーデン獲得でチーム作りに大ナタを振るうことはしてほしくないと考える者もいるようだ。

『heavy.com』でハーデンのトレードの噂について言及したのは、1991年のNBAドラフトで1巡目2位指名を受けネッツに入団し、計4年半在籍したケニー・アンダーソン。キャリア3年目の1993―94シーズンには平均18.8点、3.9リバウンド、9.6アシスト、1.9スティールをあげてオールスター選出を果たすなど、デリック・コールマンとのデュオで人気を博したサウスポーは、古巣ネッツに警鐘を鳴らした。

「俺はネッツの大ファンなんだ。だから、ジェームズ・ハーデンの話題を持ち出してくるヤツは好きじゃない。ハーデンは素晴らしい選手だが、ネッツにはフィットしない。(昨年にチームは)カイリー・アービング、ケビン・デュラントを獲得した。彼ら2人を中心に、スペンサー・ディンウィディー、キャリス・ルバートら若い選手を育てるべきだ。ネッツは現時点で良いチームで、若いコアを持っている。スティーブ・ナッシュは新人ヘッドコーチだが、今年は良い結果を残すと思う。ただ、ハーデンが入るとなれば、そのすべてが変わってしまう」
 
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