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バトラーとローズが再びタッグ結成?現地メディアがヒートに元MVP獲得を推奨

ダンクシュート編集部

2020.12.01

ローズ(左)とバトラー(右)はともにブルズに指名され、2011年から5年間共闘。18年にも短期間だがウルブズで一緒にプレーしている。(C)Getty Images

 昨季、6年ぶりにイースタン・カンファレンスの頂点に立ったマイアミ・ヒート。ファイナルではロサンゼルス・レイカーズに2勝4敗で敗れたものの、ジミー・バトラーを中心に最後までスター軍団を苦しめ、チーム力の高さを見せつけた。

 今オフは先発フォワードのジェイ・クラウダーがフェニックス・サンズへ移籍するも、ガードのゴラン・ドラギッチの引き留めに成功。フリーエージェント市場では、守備力に定評のあるガードのエイブリ―・ブラッドリー、マルチフォワードのモーリス・ハークレスと契約し、戦力ダウンを防いだ。

 新戦力の獲得に加え、チームはタイラー・ヒロ、バム・アデバヨ、ダンカン・ロビンソンなど若手の成長も著しい。当然、今季も上位進出が期待されているが、『insidesport』は、さらなる補強として、デトロイト・ピストンズのデリック・ローズの獲得を推している。

 昨年7月にピストンズと契約したローズは加入1年目の昨季、50試合に出場(先発は15試合)し、チーム最多の平均18.1点、5.6アシスト、2度の決勝弾を決めるなど存在感を発揮した。

 しかし、ピストンズはシーズン途中に得点源のブレイク・グリフィンがケガで戦線離脱、2月には生え抜きビッグマンのアンドレ・ドラモンドを放出。再建へと舵を切り、カンファレンス13位でシーズンを終えた。
 
 2年連続でプレーオフ不出場となったローズは今年7月、「チャンピオンシップを勝ち獲りたい。それが、俺が本当に望んでいることだ」と発言。10月には32歳を迎え、引退の時は着実に近づいている。

 ピストンズとの契約はあと1年残っているが、上記のコメントからは優勝を狙えるチームでプレーしたいという願望が窺える。

 所属するピストンズは今オフ、ドラフトでキリアン・ティリー、FAでジェレミー・グラントやメイソン・プラムリー、デロン・ライトらを加えて戦力アップに成功。ただ、今季プレーオフ争いに参戦できたとしても、優勝の可能性は限りなく低い。

 一方、ヒートはバトラー以外にもアデバヨやヒロなど、各ポジションに有望なタレントを揃えており、優勝に手が届く位置にある。

 現在ヒートのポイントガードはドラギッチとケンドリック・ナンがいるものの、34歳のドラギッチは故障明け、ナンはまだ試合によって波がある。爆発力のあるローズを獲得できれば、オフェンスの威力は増し、バトラーの負担軽減も見込める。

 なお、大黒柱のバトラーとは自身がシカゴ・ブルズとミネソタ・ティンバーウルブズ在籍時に一緒にプレーした経験を持つ。当時は優勝には手が届かなかったが、バトラーとのコンビが再結成されれば、大きな話題を呼ぶだろう。

 2020-21シーズンの開幕まであと約3週間。その間に元MVPの移籍は実現するだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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