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マブズはノビツキー、マジックはシャック&ペニー…全30球団の“オールドラフトチーム”を米メディアが発表!【Part.5】

ダンクシュート編集部

2020.12.11

ノビツキー(右)は引退までマブズ一筋でプレー。ドンチッチ(左)は現在のチームでエースを務めている。(C)Getty Images

 ドラフトは各チームにとってフランチャイズの未来を占う重要な人材発掘の場だ。ただ、近年はスーパースターの移籍も珍しくなく、コビー・ブライアントやティム・ダンカンのような、プロ入りからひとつの球団でキャリアを終える選手は絶滅寸前となっている。

 もし年代を問わずドラフト指名orデビュー前に入団した選手を対象に、各チームのベスト5を結成したらどういった顔ぶれになるのか?『Hoopshype』が、30球団の"オールドラフトチーム"を発表している(チーム名は略称、カッコは入団年)。

 今回は、マーベリックス、マジック、サンダー、ネッツ、ホーネッツの5チームを紹介する。

■マーベリックス
ガード:ジェイソン・キッド(1994)、ルカ・ドンチッチ(2018)
フォワード:ローランド・ブラックマン(1981)、デトレフ・シュレンプ(1985)
センター:ダーク・ノビツキー(1998)

 スコアラーのブラックマンは3年目の1984年に自己最多の平均22.4点をあげ、同年からチームは5年連続でプレーオフに出場している。のちにオールスター選手になったシュレンプだが、マブズでは先発に定着できず、3年半の在籍で平均8.3点にとどまった。95年に前年から勝ち星を20以上も増やし、新人王に選ばれたキッドは、コート上の監督として味方の力を最大限に引き出した。さらに3ポイントやリバウンド、ディフェンスにも定評があったオールラウンドPGだった。

 98年のドラフト当日のトレードで加入したノビツキーは213㎝と長身ながら高いシュート力を誇り、3年目から12年連続で平均20点以上をマーク。2011年には出戻りのキッドとともにマブズを初のチャンピオンに導いた。そのノビツキーからエースの座を受け継いだのがドンチッチ。スロベニア若き天才は2年目の昨季、MVP投票で4位に入るなど、早くもリーグ屈指のプレーヤーに成長。通算トリプルダブル数(25)はすでにチーム1位と将来的にはノビツキーを上回り、マブズ史上最高の選手になれるかもしれない。
 
■マジック
ガード:ジャミーア・ネルソン(2004)、アンファニー・ハーダウェイ(1993)
フォワード:ヴィクター・オラディポ(2013)、ドワイト・ハワード(2004)
センター:シャキール・オニール(1992)

 201㎝と長身ながら司令塔を務め、マジック・ジョンソン2世と呼ばれた"ペニー"ことハーダウェイは、前年のドラフト1位で入団したオニール(シャック)とコンビを結成。ペニーの華麗なパスからシャックがゴール下でフィニッシュするこのホットラインは相手の大きな脅威となり、95年のプレーオフはマイケル・ジョーダンが復帰したブルズを破り、ファイナルに勝ち進んだ。同期のネルソンとハワードはペニー&シャックほどの華やかさはなかったが、2人の成長に合わせてマジックも成績を伸ばし、09年には14年ぶりにイーストを制した。13年のドラフト2位指名のオラディポは3年間で平均15.9点、4.0アシストとまずまずの成績を残したが、肝心のチーム成績は振るわず、16年のオフにサンダーへトレードに出された。