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目の炎症で離脱した八村塁は開幕戦に出場できるのか?指揮官は「良くなっているとは聞いているが…」

秋山裕之

2020.12.20

プレシーズン初戦で18得点をあげた八村だが、その後の2試合は目の炎症で欠場した。(C)Getty Images

 ワシントン・ウィザーズは12月19日(日本時間20日、日付は以下同)、デトロイト・ピストンズとのプレシーズン最終戦に挑み、99-96で勝利。プレシーズン初勝利をあげ、23日の開幕戦を迎えることとなった。

 この試合では12月上旬、ヒューストン・ロケッツから獲得したラッセル・ウエストブルックが新天地デビューを飾り、8得点、7リバウンド、3アシストと上々のプレーを披露。さらにデニ・アブディヤが9得点、10リバウンド、3スティール、ロビン・ロペスが13得点、ハウル・ネトが10得点と、今オフに加わった新加入選手が躍動した。

 プレシーズンを1勝2敗で終えたウィザーズだが、4日後の開幕戦(vsフィラデルフィア・セブンティシクサーズ)に向けて気になるのは、目の炎症でプレシーズン最後の2試合を欠場した八村塁のコンディションだろう。
 
 18日にチーム練習を終えた後、スコット・ブルックス・ヘッドコーチは「ルイは今日も練習に不参加だった。まだ目の炎症がある。(完治するまで)どれくらいかかるか分からないが、もう少し時間がかかるだろう。早く復帰できるといいけど、焦らずに治して帰ってきてほしい。(今日は)個人練習もしていない。目の炎症が続いているんだ。目がかすんで見えるみたいだ。今日は(この後に)個別のワークアウトをやるか分からないが、今朝の時点で練習施設には来ていなかった。良くなっているとは聞いているが、(完治まで)あと数日はかかるだろう」と話しており、開幕戦に出場できるかは現時点で微妙。

 ウィザーズは今季、エースのブラッドリー・ビールに加えてウエストブルックという強力な武器を手に入れた。リーグ最高級の万能型ポイントガードはペイントエリアで最も真価を発揮するだけに、ビッグマンはピックにいくかフロアのスペースを広げるべく、3ポイントライン付近にポジショニングすることが増えるだろう。

 八村はプレシーズン初戦で3本の長距離砲を決めて18得点をあげて成長をアピールした。しかし、今後のチーム練習に参加できないとダービス・ベルターンスやアブディヤ、トロイ・ブラウンJr.といった選手たちにチャンスが回ってくるため、いつ復帰してベストパフォーマンスを取り戻せるかが気になるところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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