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「神経質になっていた」という大型新人ワイズマンが上々のNBAデビュー!カリーも「活躍を確信していた」と称賛

ダンクシュート編集部

2020.12.24

ワイズマンについて懐疑的な声もあったが、それらをシャットアウトする見事なNBAデビューを飾った。(C)Getty Images

 ファイナル終了から約2か月後という短いオフシーズンを経て、12月22日(日本時間23日、日付は以下同)に開幕を迎えたNBA2020-21シーズン。昨季リーグ最下位に沈んだゴールデンステイト・ウォリアーズは、敵地バークレイズ・センターに乗り込みブルックリン・ネッツとのオープニングゲームを戦ったものの、99-125と大差をつけられ敗北を喫した。

 クレイ・トンプソンが右足アキレス腱の断裂によりシーズン全休となり、ドレイモンド・グリーンも右足の負傷でこの試合は欠場。飛車角落ちの状況下でエースのステフィン・カリーは20得点と奮闘するも、タフショットを強いられフィールドゴール7/21(成功率33.3%)、3ポイント2/10(成功率20.0%)とシュート精度は今ひとつだった。

 初戦から完敗を喫し、苦しい幕開けとなったウォリアーズ。ただ、そのなかでポジティブな要素もあった。今年のNBAドラフトで1巡目2位指名を受けた期待のルーキー、ジェームズ・ワイズマンの活躍だ。
 
 昨季のワイズマンはメンフィス大に所属していたものの、わずか3試合の出場で大学を中退。さらに新型コロナウイルスに感染したことでプレシーズンゲームに1試合も出場できず、実戦から遠ざかっていることを不安視されていたが、その声を払拭するかのように見事なパフォーマンスを披露した。

 試合開始からわずか45秒、アンドリュー・ウィギンズのアシストからダンクを叩き込みNBA初得点を記録すると、第4クォーター残り4分にはトップの位置から3ポイントをヒット。最終的に24分17秒のプレータイムで19得点、6リバウンド、2スティールの好成績をマークし、上々のNBAデビューを飾ってみせた。

 そんなワイズマンも、デビュー戦を控えて流石にナーバスになっていたという。プロキャリア初の試合を終えた後の感想を、『NBC Sports』のアレックス・エスピノーザ記者が伝えている。

「とても神経質になっていたよ。でもすぐに初シュートを打つ機会を得たことで、完全に試合に没頭して、ただハードにプレーしていた。1年間プレーしていなかったわりには、よくできたと思うよ」
 
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ワイズマンの活躍にも「驚きはしなかった」とカリー