ワシントン・ウィザーズは12月29日(日本時間30日、日付は以下同)にホームのキャピタル・ワン・アリーナでシカゴ・ブルズとの一戦に臨んだ。今季初勝利を狙ったウィザーズだが、ザック・ラビーンの23得点を筆頭に、7選手に2桁得点を許したブルズを崩すことができず、107-115で敗れて開幕4連敗。
この日のウィザーズは試合序盤からキャッチミスやバッドパスもあってターンオーバーを多発。3ポイントもなかなか決まらず。第2クォーターには11本放って10本ミス(成功率9.1%)というシュートスランプに陥った。
10点ビハインドで迎えた第4クォーターには一時19点差までリードを広げられるも、ベルターンスの2連続3ポイントで追い上げ態勢を作り、8点差まで追る。しかし時すでに遅し。ブルズへ今季初勝利を献上することとなった。
ウィザーズではブラッドリー・ビールがゲームハイの29得点、プルアップジャンパーが好調だったラッセル・ウエストブルックが3試合連続のトリプルダブル(21得点、15リバウンド、11アシスト)、ベルターンスが20得点、トーマス・ブライアントが13得点、6リバウンド、2ブロック、デニ・アブディヤが9得点、4アシスト、2スティールを残すも、チーム全体で3ポイント27.0%(10/37)と苦しんだ。
「(初勝利できずに)きついね。本当に難しいことになっている。これからもチームとして努力し、一丸となってやっていかなければ。ローテーションもそうだし、何かを少し変えるようにしないと……。(トミー・シェパードGMが)いいグループを揃えてくれたのだから。我々はチームとして向上し、この状況を理解してやっていく」
試合後にスコット・ブルックス・ヘッドコーチは悔しさを噛みしめながらコメント。本人も話していたように、今季初勝利を手にするためにはローテーションを変えることも考える必要があるだろう。
ここまでチームはウエストブルック、イシュ・スミス、ハウル・ネトというポイントガード3人を好んで同時起用しているのだが、いずれも3ポイントが今ひとつで、ここにロビン・ロペスとトロイ・ブラウンJr.を入れてしまうとコートを広く使おうとしても肝心のショットが外から決まらず、機能しているとは言い難い。
先日、来季の契約(チームオプション)を破棄したことで、今季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)となるジェローム・ロビンソンとモリッツ・ヴァグナーをローテーションに入れてみるのも打開策のひとつになるかもしれない。
今後ウィザーズは31日にホームでブルズ戦をこなすと、翌1日からアウェー4連戦。対戦相手はミネソタ・ティンバーウルブズ、ブルックリン・ネッツ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ボストン・セルティックスと格上のチームばかり。
「今はタフな時。この状況を受け止めなければいけない。特に俺自身がね。俺は心底負けるのが嫌なんだ。だからこの状況は本当にキツい…。でもリーダーとして、俺はチームがうまくいっていない時にこそリードしていかなきゃいけない」
ウエストブルックが苦しい胸の内を吐露したように、ウィザーズが今最も欲しているのは勝利。そのため、2020年最後となる31日のブルズ戦にはマストウィンの姿勢で臨み、なんとしてでも勝利を収めておきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
この日のウィザーズは試合序盤からキャッチミスやバッドパスもあってターンオーバーを多発。3ポイントもなかなか決まらず。第2クォーターには11本放って10本ミス(成功率9.1%)というシュートスランプに陥った。
10点ビハインドで迎えた第4クォーターには一時19点差までリードを広げられるも、ベルターンスの2連続3ポイントで追い上げ態勢を作り、8点差まで追る。しかし時すでに遅し。ブルズへ今季初勝利を献上することとなった。
ウィザーズではブラッドリー・ビールがゲームハイの29得点、プルアップジャンパーが好調だったラッセル・ウエストブルックが3試合連続のトリプルダブル(21得点、15リバウンド、11アシスト)、ベルターンスが20得点、トーマス・ブライアントが13得点、6リバウンド、2ブロック、デニ・アブディヤが9得点、4アシスト、2スティールを残すも、チーム全体で3ポイント27.0%(10/37)と苦しんだ。
「(初勝利できずに)きついね。本当に難しいことになっている。これからもチームとして努力し、一丸となってやっていかなければ。ローテーションもそうだし、何かを少し変えるようにしないと……。(トミー・シェパードGMが)いいグループを揃えてくれたのだから。我々はチームとして向上し、この状況を理解してやっていく」
試合後にスコット・ブルックス・ヘッドコーチは悔しさを噛みしめながらコメント。本人も話していたように、今季初勝利を手にするためにはローテーションを変えることも考える必要があるだろう。
ここまでチームはウエストブルック、イシュ・スミス、ハウル・ネトというポイントガード3人を好んで同時起用しているのだが、いずれも3ポイントが今ひとつで、ここにロビン・ロペスとトロイ・ブラウンJr.を入れてしまうとコートを広く使おうとしても肝心のショットが外から決まらず、機能しているとは言い難い。
先日、来季の契約(チームオプション)を破棄したことで、今季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)となるジェローム・ロビンソンとモリッツ・ヴァグナーをローテーションに入れてみるのも打開策のひとつになるかもしれない。
今後ウィザーズは31日にホームでブルズ戦をこなすと、翌1日からアウェー4連戦。対戦相手はミネソタ・ティンバーウルブズ、ブルックリン・ネッツ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ボストン・セルティックスと格上のチームばかり。
「今はタフな時。この状況を受け止めなければいけない。特に俺自身がね。俺は心底負けるのが嫌なんだ。だからこの状況は本当にキツい…。でもリーダーとして、俺はチームがうまくいっていない時にこそリードしていかなきゃいけない」
ウエストブルックが苦しい胸の内を吐露したように、ウィザーズが今最も欲しているのは勝利。そのため、2020年最後となる31日のブルズ戦にはマストウィンの姿勢で臨み、なんとしてでも勝利を収めておきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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