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NBA

チームは不調も闘将ジミー・バトラーの自信は揺るがず「俺たちは皆が思っているよりもすごいことができる」

秋山裕之

2021.01.15

まだエンジン全開とはいかないバトラーだが、今季の目標はもちろんチャンピオンシップ獲得だ。(C)Getty Images

まだエンジン全開とはいかないバトラーだが、今季の目標はもちろんチャンピオンシップ獲得だ。(C)Getty Images

 昨季6年ぶりにファイナルに進出し、優勝候補の一角として開幕を迎えたマイアミ・ヒートだったが、1月14日(日本時間15日、日付は以下同)のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦に敗れたことで今季の成績は4勝6敗(勝率40.0%)。イースタン・カンファレンス11位と出遅れている。

 ケガ人に加え、新型コロナウイルスに関するリーグの安全衛生プロトコルによって戦力が揃わず苦しんでいるというのが現状だ。

 そのうちの1人であるジミー・バトラーは今季、節目となるキャリア10年目を迎えた。だがここまで6試合に出場して平均15.8点、5.5リバウンド、5.3アシスト、2.2スティールと、エンジン全開とは言えない成績。フリースロー成功率こそ93.1%と自己最高ペースながら、フィールドゴールは44.2%、3ポイントに至っては7本放って1本も決められていない。

 そんななか、ヒートの“闘将”バトラーが『GQ』のインタビューに応じ、昨季のパフォーマンスを経て自身に対する周囲の見方が変わったと語った。
 
「今では皆が俺のことを人として、チームメイトとして、選手として違う見方をしている。俺は同じ人間なのにね。それは俺が試合に勝利したのを見たからなんだろうね。そこで俺の物語を変えようとでもしているのか? だが俺はそんなことは気にしちゃいない。これからもコートに出てやり合っていくだけさ」

 2011年のドラフト1巡目30位でNBA入りしたバトラーは、新人時代から6年を過ごしたシカゴ・ブルズで成長を遂げ、攻守両面に秀でた2ウェイプレーヤーへと進化。オールスターの常連となり、昨季加入したヒートをファイナルへ導いたことで、トッププレーヤーの仲間入りを果たした。

 そんなリーグきっての叩き上げが見据えるのはもちろん、昨季果たせなかったチャンプオンシップ獲得だ。昨季のファイナルではロサンゼルス・レイカーズ相手に2勝4敗で敗れたものの、バトラーはシリーズ平均でいずれもチームトップの43.0分出場、26.2点、8.3リバウンド、9.8アシスト、2.2スティール、0.8ブロックという驚異的な成績を残した。
 
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