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NBA

「彼はたくさんのトリックを使ってきた」ウォリアーズの新人ワイズマンがヨキッチとの初対戦を回想

秋山裕之

2021.01.16

昨年のドラフト2位でウォリアーズに入団したワイズマン。19歳の新人はここまで12試合に出場し、平均11.3点、6.3リバウンド、1.6ブロックの成績を残している。(C)Getty Images

昨年のドラフト2位でウォリアーズに入団したワイズマン。19歳の新人はここまで12試合に出場し、平均11.3点、6.3リバウンド、1.6ブロックの成績を残している。(C)Getty Images

 1月14日(日本時間15日、日付は以下同)に行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズとデンバー・ナゲッツによる一戦は、114-104でナゲッツが制し、ここ4戦で3勝をあげた。

 ナゲッツは万能ビッグマンのニコラ・ヨキッチが今季早くも5度目のトリプルダブル(23得点、14リバウンド、10アシスト)に3スティール、ジャマール・マレーが17得点、9リバウンド、6アシスト、ウィル・バートンが17得点、ジャマイケル・グリーンが15得点、9リバウンドをマークするなど、計7選手が2桁得点を記録した。

 なかでもヨキッチは12試合を終えて平均24.2点、11.2リバウンド、10.4アシスト(リーグトップ)と大車輪の活躍でナゲッツを牽引。

 マイケル・マローン・ヘッドコーチは「まだシーズンが始まってから日は経っていないけど、彼は間違いなくMVP候補の会話に入ると思うね。彼は毎試合、ものすごいインパクトを残している」と大黒柱に最大級の賛辞を送っている。

 一方、敗れたウォリアーズではステフィン・カリーがゲームハイの35得点に11リバウンド、4アシスト、2スティール、ジェームズ・ワイズマンが18得点、5リバウンド、2ブロック、アンドリュー・ウィギンズが16得点、ケリー・ウーブレイJr.が14得点したものの勝利ならず、2連敗を喫した。
 
 昨年のドラフト1巡目2位でウォリアーズから指名され、先発センターを務めるワイズマンは、ヨキッチという技巧派のオールスターセンターとのマッチアップをこう振り返る。

「彼はたくさんのトリックを使ってきた。だから僕は彼をガードしている時は毎分毎秒、常に注意深くしなきゃならなかったんだ。彼を抱きかかえるように守っていたけど、スピンムーブでかわされてアンドワンを許してしまった」

 第2クォーター中盤のこと。右ローポストでボールを持ったヨキッチは、鮮やかなスピンムーブでワイズマンをかわしリバースダンクでフィニッシュ。ファウルで得たフリースローも決めて3ポイントプレーを完成させた。

 ヨキッチはリーグでもベストなビッグマンの1人で、19歳のルーキーにとっては厳しいマッチアップだった。それは本人も認めており、今後も成長していく糧としている。

「僕はただ学んでいたんだ。どのクォーターでももっといいプレーをしなきゃいけない。彼(ヨキッチ)はその後、僕にぶつかってきてポンプフェイクをしてきた。でも引っかからなかったよ」とワイズマンは言う。
 

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