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NBA

「レブロンかコビーと……」レジェンドのウェイドが口にした現役生活“唯一の後悔”とは?

ダンクシュート編集部

2021.01.17

ウェイド(左)はオールスターやレギュラーシーズンの試合でコビーと対戦することはあったが、両者のファイナルでのマッチアップは実現しなかった。(C)Getty Images

ウェイド(左)はオールスターやレギュラーシーズンの試合でコビーと対戦することはあったが、両者のファイナルでのマッチアップは実現しなかった。(C)Getty Images

 ドゥエイン・ウェイドは16年間のNBAキャリアで3回のリーグ優勝を果たし、ファイナルMVP受賞(2006年)、得点王(09年)、歴代35位の通算2万3165得点を誇るなど、将来のバスケットボール殿堂入りが確実視されている。19年限りで引退したレジェンドが、現役生活“唯一の後悔”を口にしている。

 レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)、カーメロ・アンソニー(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)、クリス・ボッシュらとともに、“豊作年”と言われた03年のNBAドラフトで、マイアミ・ヒートから1巡目5位指名を受けたウェイドは、ルーキーイヤーからレギュラーに定着。2年目には早くも平均20得点の大台に乗せ、2005-06シーズンにはシャキール・オニールとの強力デュオで初優勝を果たした。

 08年2月にシャックがトレードでチームを去った後は単独エースに昇格し、09年には平均30.2点で初の得点王を獲得。10-11シーズンからレブロン、ボッシュの同期が加入して“スリーキングス”を形成し、4年連続ファイナル進出、12~13年には史上6チーム目となる2連覇も果たした。

 故郷に拠点を置くシカゴ・ブルズ、レブロンと“再会”したクリーブランド・キャバリアーズ時代を経て、18年2月にヒートへ復帰。18-19シーズンを最後に現役生活にピリオドを打った。

 オールスター出場13回、オールNBAチーム計8回、オールディフェンシブ2ndチーム3回を含め、輝かしい成績を残したウェイドだが、D-Wadeチャンネル『DwyaneWadeEdits』でキャリアにおける後悔を口にしている。
 
「少なくともイースタン・カンファレンス決勝でレブロンと対戦したかった。彼とはすごく仲が良かったけど、俺は生粋のコンペティターだからね。ベストプレーヤーたちと戦ったというストーリーを持つことができるということさ」

 ウェイドはレブロンがキャブズに所属していた時代、プレーオフでの直接対戦はゼロ。チームメイトとしては優勝の美酒の喜びを分かち合ったが、同期のライバルとしては、真の意味での最高の舞台(カンファレンス決勝/ファイナル)でしのぎを削る機会はなかった。それは、昨年1月に不慮のヘリコプター墜落事故で41歳にしてなくなったコビー・ブライアントに対しても同様で、ウェイドはこのように語っている。

「プレーオフではそれは果たせなかった。若い頃、プレーオフが来ると俺はギアを上げていた。トッププレーヤーと対峙することで、自分を成長させたかった。だから、キャリアで実現させたかったことがあるとすれば、レブロンかコビーとファイナルで対戦したかった」

 11、12年はファイナルでのコビーとの対戦が最も近い年だったが、ウェイドが在籍していたヒートは2年連続で頂上決戦に辿り着いたが、コビー率いるロサンゼルス・レイカーズはカンファレンス準決勝で姿を消してしまい、夢は叶わなかった。

 もしウェイドがコビーとファイナルで戦っていたら――。どんな激戦が繰り広げられていたか、想像を膨らませるファンも少なくないはずだ。

構成●ダンクシュート編集部

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