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NBA

ウィザーズが10日ぶりに練習再開も八村を含む約半数が不参加。2週間ぶりの次戦は変則ラインナップでの戦いに

秋山裕之

2021.01.22

10日ぶりに練習を再開したウィザーズ。しかし、八村を含む約半数の選手は依然として合流できていない。(C)Getty Images

10日ぶりに練習を再開したウィザーズ。しかし、八村を含む約半数の選手は依然として合流できていない。(C)Getty Images

 1月20日(日本時間12日、日付は以下同)、八村塁の所属するワシントン・ウィザーズが10日ぶりにチーム練習を再開した。チームは11日のフェニックス・サンズとの試合に勝利したのを最後に、翌12日から新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルによって練習ができなくなり、6試合連続で延期となっている。

 この日も練習に参加できたのは8人のみ。これはリーグ規定の試合開催最低人数であり、1週間以上も間隔が空いてしまったことで最低限の練習になったとスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)が語った。

「はっきり言って、今日も“練習をした”とは言えない。今日はシュート練習と5対0のオフェンスの練習のみだった。選手が8人しかいなかったから限度があったが、やれることをやったよ。前例がないので難しいね。9日間、練習ができなかったんだ。選手たちには絶対にケガをさせたくはない。だから今日は軽めの練習にした。シュートを打つだけの練習だった」
 
 22日に予定されていたミルウォーキー・バックス戦を前に、ウィザーズは八村塁、デニ・アブディヤ、ダービス・ベルターンス、トロイ・ブラウンJr.、イシュ・スミス、モリッツ・ヴァグナーの6人が同プロトコルにより出場できず、トーマス・ブライアント(左ヒザ前十字靭帯の部分断裂)とラッセル・ウエストブルック(左大腿四頭筋の痛み)がケガのため欠場という状況だった。

 エースのブラッドリー・ビールは「俺は幸い、自宅にバスケのコートとウェイトルームがあるから、この期間中にトレーニングがしっかりできた。でもほかの選手たちにはそういう環境がない。1週間もコートに立っていないと、リズムもコンディションも崩れてしまう。だから正直、(いきなり実戦となると)ケガをしやすくなるから、リーグと連絡をとって、試合を行なわない方向で動いている。ラス(ウエストブルック)と俺が今夜(NBA選手会事務局長の)ミシェル・ロバーツと話し合って、選手会にアピールする予定だ。選手たちの健康と安全が第一だからね。コロナ対策もだけど、ケガを防止することも大事なんだ」と現在の状況を語った。
 
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