1月26日(日本時間27日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズは敵地トヨタ・センターに乗り込み、ヒューストン・ロケッツと対決した。
この日の注目は昨年12月に電撃トレードとなったラッセル・ウエストブルックとジョン・ウォールのマッチアップ。ウォールは昨季までウィザーズに10シーズン在籍した元オールスターガードで、5282アシストはフランチャイズ史上トップを誇る。
「ジョンは素晴らしい選手。リーグトップのガードなだけでなく、リーグトッププレーヤーの1人。復帰してくれて嬉しいよ」
2016年から4年間共闘したスコット・ブルックス・ヘッドコーチはウォールに対してそう語り、試合に臨んだ。
ウィザーズはウエストブルック、ブラッドリー・ビール、アイザック・ボンガ、アンソニー・ギル、ロビン・ロペスの5人、ロケッツはウォール、ヴィクター・オラディポ、ジャイショーン・タイト、PJ・タッカー、デマーカス・カズンズがスターターに名を連ねた。
ティップオフからウィザーズは、ビールの3ポイントやジャンパー、ウエストブルックのバンクショットで得点。一方のロケッツはカズンズとオラディポが長距離砲を沈め、ウォールは2連続でプルアップジャンパーを放り込む。
第1クォーターこそウィザーズがリードを奪ったが、相手シックスマンのエリック・ゴードンの活躍で第2クォーター序盤に逆転を許し、4点ビハインドで試合を折り返す。
第3クォーターは両チームとも20得点未満とロースコアな展開。ウィザーズは残り3分18秒にジョーダン・ベルのレイアップで一時逆転に成功したものの、再びロケッツが引き離し、70-75で最終クォーターへ。
なんとか勝利を収めたいウィザーズだったが、第4クォーターにウォールの活躍で点差を広げられてしまう。残り約6分で3ポイントプレーを決め、オラディポの3ポイントをアシスト。さらには残り約3分に13点差へと広げる3ポイントを叩き込み勝負あり。107-88でロケッツが勝利を収めた。
ロケッツはウォールが24得点、5アシスト、オラディポとゴードンがそれぞれ20得点、カズンズが19得点、11リバウンド、5スティール、デイビッド・ヌワバが11得点、9リバウンドをマーク。
ウィザーズでは、ビールがゲームハイの33得点、ウエストブルックが19得点、11リバウンド、7アシストを残すも、2桁得点はこの2人を除くとロペスのみ(10得点)と後方援護に恵まれず。チーム全体でフィールドゴール39.3%(33/84)、3ポイント19.2%(5/26)とショットも不発だった。
さらにビールとウエストブルックで11本、チーム全体で20ターンオーバーを喫し、今季最低得点に終わった。
なお、この敗戦でウィザーズは3勝10敗(勝率23.1%)となり、リーグ最下位に転落してしまった。
文●秋山裕之(フリーライター)
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この日の注目は昨年12月に電撃トレードとなったラッセル・ウエストブルックとジョン・ウォールのマッチアップ。ウォールは昨季までウィザーズに10シーズン在籍した元オールスターガードで、5282アシストはフランチャイズ史上トップを誇る。
「ジョンは素晴らしい選手。リーグトップのガードなだけでなく、リーグトッププレーヤーの1人。復帰してくれて嬉しいよ」
2016年から4年間共闘したスコット・ブルックス・ヘッドコーチはウォールに対してそう語り、試合に臨んだ。
ウィザーズはウエストブルック、ブラッドリー・ビール、アイザック・ボンガ、アンソニー・ギル、ロビン・ロペスの5人、ロケッツはウォール、ヴィクター・オラディポ、ジャイショーン・タイト、PJ・タッカー、デマーカス・カズンズがスターターに名を連ねた。
ティップオフからウィザーズは、ビールの3ポイントやジャンパー、ウエストブルックのバンクショットで得点。一方のロケッツはカズンズとオラディポが長距離砲を沈め、ウォールは2連続でプルアップジャンパーを放り込む。
第1クォーターこそウィザーズがリードを奪ったが、相手シックスマンのエリック・ゴードンの活躍で第2クォーター序盤に逆転を許し、4点ビハインドで試合を折り返す。
第3クォーターは両チームとも20得点未満とロースコアな展開。ウィザーズは残り3分18秒にジョーダン・ベルのレイアップで一時逆転に成功したものの、再びロケッツが引き離し、70-75で最終クォーターへ。
なんとか勝利を収めたいウィザーズだったが、第4クォーターにウォールの活躍で点差を広げられてしまう。残り約6分で3ポイントプレーを決め、オラディポの3ポイントをアシスト。さらには残り約3分に13点差へと広げる3ポイントを叩き込み勝負あり。107-88でロケッツが勝利を収めた。
ロケッツはウォールが24得点、5アシスト、オラディポとゴードンがそれぞれ20得点、カズンズが19得点、11リバウンド、5スティール、デイビッド・ヌワバが11得点、9リバウンドをマーク。
ウィザーズでは、ビールがゲームハイの33得点、ウエストブルックが19得点、11リバウンド、7アシストを残すも、2桁得点はこの2人を除くとロペスのみ(10得点)と後方援護に恵まれず。チーム全体でフィールドゴール39.3%(33/84)、3ポイント19.2%(5/26)とショットも不発だった。
さらにビールとウエストブルックで11本、チーム全体で20ターンオーバーを喫し、今季最低得点に終わった。
なお、この敗戦でウィザーズは3勝10敗(勝率23.1%)となり、リーグ最下位に転落してしまった。
文●秋山裕之(フリーライター)
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