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八村塁が最終クォーターに猛ラッシュ!今季最多の24得点で憧れのカーメロ相手に成長の跡を示す〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.02.03

この日の八村はシュートタッチが好調で最終クォーターだけで11得点。トータルでもシーズンハイの24得点を叩き出した。(C)Getty Images

 2月2日(日本時間3日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはホームのキャピタル・ワン・アリーナでポートランド・トレイルブレイザーズとの一戦に挑んだ。

 この日も先発パワーフォワードに名を連ねた八村塁は、開始約3分に左手でレイアップを決めると、第2クォーター中盤に3ポイントラインからフェイクでディフェンダーを跳ばせ、得意のロングレンジジャンパーをヒット。

 その後もブラッドリー・ビールのアシストからワンハンドダンク、左ミドルポストからスピンムーブでディフェンダーをかわしてレイアップを成功させた。

 第3クォーター序盤、八村はフリースローを1本ミスするも、この日はシュートタッチが好調。エリアを問わず次々とジャンパーを放り込むと、最終クォーターでスコアリングラッシュを開演。

 ラッセル・ウエストブルックのパスからゴール中央から3ポイント、ドライブの合わせからリング下でレイアップ、イシュ・スミスのボールプッシュから右コーナースリー、中盤にも長距離砲をスウィッシュ。アシストでもビールのボースハンドダンクを演出する活躍を見せた。

 この日の八村は34分プレーして今季最多の24得点に5リバウンド、1アシスト。フィールドゴール83.3%(10/12)、3ポイント75.0%(3/4)、フリースロー50.0%(1/2)と、オフェンス面では今季ベストと言っても過言ではないパフォーマンスだった。
 
 だが試合はブレイザーズが最大21点をリードするゲーム運びを見せて132-121で勝利。デイミアン・リラードが32得点、8アシスト、ゲイリー・トレントJr.が26得点、カーメロ・アンソニーが21得点、ロバート・コビントンが19得点、9リバウンド、ロドニー・フッドが15得点、エネス・カンターが14得点、15リバウンドを奪取。

 ウィザーズは試合時間残り4分5秒にデニ・アブディヤの3ポイントを決め、4点差(118―122)まで追い上げるも、ブレイザーズはリラードのアシストからトレントJr.が右コーナースリーをヒット。その後もリラードのダンク、コビントンのフリースロー2本が決まり、残り1分12秒にリラードがディープスリーを突き刺して勝負を決めた。