専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

チームは首位を快走も気を引き締めるジャズの主砲ミッチェル「“2月のベストチーム”になりたいわけじゃない」〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.02.14

2月12日の試合でバックスを破り、直近の成績を17勝1敗としたジャズ。しかしエースのミッチェルは一切気を緩めていない。(C)Getty Images

2月12日の試合でバックスを破り、直近の成績を17勝1敗としたジャズ。しかしエースのミッチェルは一切気を緩めていない。(C)Getty Images

「今日、俺たちはウエストのベストチームと対戦した。彼らは信じられないプレーを見せているね。この日の勝利で、18試合のうち17勝をあげている。いいプレーをしているし、ボールもよく回って、3ポイントも多く決めている。すべてを上手くこなし、楽しんでいるようだ」

 ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボは、2月12日(日本時間13日、日付は以下同)に行なわれたユタ・ジャズとの試合に115-129で敗れた後、会見でそう口にした。

 ウエスタン・カンファレンスには昨季の覇者ロサンゼルス・レイカーズや、豪華戦力を有するロサンゼルス・クリッパーズなど強豪チームが乱立。しかしそのなかで現在首位に立っているのはジャズ(21勝5敗/勝率80.8%)であり、ウエストどころかリーグトップの戦績を残している。
 
 この日のバックス戦、ジャズはジョー・イングルズが3ポイント4本に加えルディ・ゴベアの強烈なダンクをお膳立てするなど、チーム最初の14得点すべてに絡む活躍を披露。最大21点ものリードを手にするなど、終わってみれば完勝と言っていい戦いぶりを見せた。

 ジャズはマイク・コンリー、バックスはドリュー・ホリデーと両軍とも先発ポイントガードが欠場。そのなかでジャズは昨季まで2シーズン連続でリーグ最高勝率を記録したバックスを叩きのめし、今季の対戦成績を2戦0敗とした。

 2年連続でシーズンMVPを獲得しているアデトクンボは「ただ観ていて楽しい。彼らのプレーを観ていると、楽しんでいるように見えるし、簡単にやってのけているように見える。シンプルなことで、昨シーズンの俺たちみたいだ。あれだけ自信を持ってプレーしていると、倒すのは難しいね」と、ジャズの充実ぶりに舌を巻いていた。

 今季のジャズは開幕8試合を終えた時点で4勝4敗だったものの、そこから怒濤の11連勝。1月31日のデンバー・ナゲッツ戦こそニコラ・ヨキッチに47得点の大爆発を許して黒星を喫したが、翌戦から6連勝と再び波に乗っている。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号