22歳以下の学生選手が期間限定でプレーすることのできるBリーグの「特別指定選手制度」。これを使うクラブの数は年々増えてきているが、群を抜いた注目を浴びるのが横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝(東海大)だ。
12月末、ビー・コルセアーズは特別指定選手契約を結んだ河村の入団会見を開いた。会場には数多くの記者とテレビ各局が訪れ、福岡第一高校のPGとしてチームをウインターカップ2連覇に導き全国にとどろかせたその名の大きさを改めて感じさせた。
河村は昨シーズン、同じく特別指定選手として三遠ネオフェニックスでBリーグデビューを果たしているが、今年はチームを変えて新たにプロの舞台に挑む決意をした。
昨シーズンは高校生の立場でありながら、多くの者の想像を上回る活躍を見せた。コート上での視野の広さは田臥勇太(宇都宮ブレックス)に匹敵し、得点能力やスピードでは同選手を上回ると、入団前から球団社長から過大とも思える期待をかけられたが、重圧を感じさせることなく豊かな才能をふんだんに示した。
進学先の東海大学での活動が始まるまでの11試合のみの出場(うち先発7試合)ではあったものの、河村は平均12.6点、3.1アシストと堂々たる数字を残した。
それから1年が経ち、大学へ進学した河村は、キャンパスのある平塚市との距離の近さもあってビー・コルセアーズを選んだ。今季ここまで14試合に出場し、平均21.3分の出場(すべて途中出場)で6.4点、3.5アシストと、昨シーズンほどの数字はあげられていない。
2月12日、平塚で行なわれた島根スサノオマジックとの2連戦の初日。外国籍選手を故障で欠いたこともあって横浜は64-74で敗れた。
「情けないの一言です」
試合後の会見で、河村の弁は反省のそれに終始した。この試合、河村は5得点、2アシスト。第2クォーターには味方との呼吸が合わず相手選手にスティールを許し、自らのファウルで速攻を止めるしかなかった。
「PGとしてああいうワンマン速攻をされているようでは本当、試合に出ている資格はないなという気はしています」。河村の自らへの評価は、厳しかったというよりも戒めにすら聞こえた。
12月末、ビー・コルセアーズは特別指定選手契約を結んだ河村の入団会見を開いた。会場には数多くの記者とテレビ各局が訪れ、福岡第一高校のPGとしてチームをウインターカップ2連覇に導き全国にとどろかせたその名の大きさを改めて感じさせた。
河村は昨シーズン、同じく特別指定選手として三遠ネオフェニックスでBリーグデビューを果たしているが、今年はチームを変えて新たにプロの舞台に挑む決意をした。
昨シーズンは高校生の立場でありながら、多くの者の想像を上回る活躍を見せた。コート上での視野の広さは田臥勇太(宇都宮ブレックス)に匹敵し、得点能力やスピードでは同選手を上回ると、入団前から球団社長から過大とも思える期待をかけられたが、重圧を感じさせることなく豊かな才能をふんだんに示した。
進学先の東海大学での活動が始まるまでの11試合のみの出場(うち先発7試合)ではあったものの、河村は平均12.6点、3.1アシストと堂々たる数字を残した。
それから1年が経ち、大学へ進学した河村は、キャンパスのある平塚市との距離の近さもあってビー・コルセアーズを選んだ。今季ここまで14試合に出場し、平均21.3分の出場(すべて途中出場)で6.4点、3.5アシストと、昨シーズンほどの数字はあげられていない。
2月12日、平塚で行なわれた島根スサノオマジックとの2連戦の初日。外国籍選手を故障で欠いたこともあって横浜は64-74で敗れた。
「情けないの一言です」
試合後の会見で、河村の弁は反省のそれに終始した。この試合、河村は5得点、2アシスト。第2クォーターには味方との呼吸が合わず相手選手にスティールを許し、自らのファウルで速攻を止めるしかなかった。
「PGとしてああいうワンマン速攻をされているようでは本当、試合に出ている資格はないなという気はしています」。河村の自らへの評価は、厳しかったというよりも戒めにすら聞こえた。