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衝撃ダンクの“被害者”となった渡邊雄太にNBA通コメディアンから哀れみの声「彼と家族に祈りを捧げる」〈DUNKSHOOT〉

ダンクシュート編集部

2021.02.22

ウルブズのドラフト1位ルーキー、エドワーズが渡邊越しに豪快なスラムダンクを決める。(C)Getty Images

 2月19日(日本時間20日、日付は以下同)のトロント・ラプターズ対ミネソタ・ティンバーウルブズ戦で生まれた"衝撃ダンク"が、全米で大きな反響を呼んでいる。

 その瞬間が訪れたのは、ウルブズの3点リードで迎えた第3クォーター残り10.2秒。2020年NBAドラフト全体1位の大型新人、アンソニー・エドワーズは左サイドからドリブルでゴールに直進すると、ブロックに跳んだ渡邊雄太のはるか上から豪快なスラムダンクを炸裂。このダンクは同日のリーグNo.1プレーとして紹介されただけでなく、早くも今季の「ダンク・オブ・ザ・イヤー」としてSNSを中心に広く拡散された。

 一方、スーパープレーの被害者となった渡邊については、NBA通のコメディアン、ケビン・ハートが言及。ハートはインスタグラムで渡邊越しにダンクするエドワーズの写真とともに、以下のようにコメントした。

「こんな仕打ちを受けるなんて一体この男が何をしたって言うんだ。(中略)このディフェンダーは今すぐリーグから去らなければならない。ここからカムバックするのは無理だ。彼にとっては悪夢だろう。彼と彼の家族に祈りを捧げるよ」
 
 NBAではド派手なダンクの餌食になった選手に対してこのように"哀れみの目"を向けられることは珍しくないが、この投稿にはレブロン・ジェームズやドレイモンド・グリーンら現役選手が爆笑の絵文字をつけてコメントしたことでさらに拡散。渡邊としては不本意な形でその名が知られることとなってしまった。

 ただ、世界でも最高峰のアスリートが集うNBAでプレーする以上、こういったシーンは避けられない。先のレブロンやグリーンといったスター選手もダンクを叩き込まれた経験は一度や二度ではなく、逆に優秀なディフェンダー越しに決めたダンクほどファンは盛り上がり、絵になるものだ。

 守備が生命線の渡邊もすでに次へ切り替えているはずで、21日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦では引き続きエネルギッシュなプレーを見せてくれるだろう。エドワーズの"渡邊超えダンク"はキャリアのハイライトとして今後何度も目にすることになるだろうが、その時「あのワタナベ越しに決めた」と、より価値が上がるようなディフェンダーになることを渡邊には期待したい。

構成●ダンクシュート編集部

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