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NBA

ザイオンはキャリア2年目でペリカンズの古株に!各チームの最古参プレーヤーは?【Part.1】〈DUNKSHOOT〉

ダンクシュート編集部

2021.02.24

昨季NBAデビューを果たしたザイオンだが、主力の移籍により2年目にしてペリカンズ1の古株となった。(C)Getty Images

昨季NBAデビューを果たしたザイオンだが、主力の移籍により2年目にしてペリカンズ1の古株となった。(C)Getty Images

 1990~2000年代のNBAには、ジョン・ストックトン、レジー・ミラー、ティム・ダンカン、コビー・ブライアントといった引退まで同一チームで過ごしたフランチャイズプレーヤーや、ケビン・ガーネットやポール・ピアース、ドゥエイン・ウェイドなど、ドラフトで指名された球団に10年以上在籍した選手が複数いた。

 しかし、近年のリーグでそういった選手は稀。今季も開幕前にワシントン・ウィザーズの大黒柱ジョン・ウォールがヒューストン・ロケッツへ、1月には2018年のMVPでロケッツ不動のエースだったジェームズ・ハーデンがブルックリン・ネッツへ移っている。

 ここでは、移籍が日常茶飯事となっている現代のリーグで、各球団の最古参プレーヤーを紹介する。(チーム名は略称。カッコ内は加入・契約を結んだ年月)

    ◆    ◆   ◆

■在籍2年目
ペリカンズ:ザイオン・ウィリアムソン(19年7月)

 今季のNBAにおいて所属チームの在籍年数が最も短い“生え抜き”は、ペリカンズのザイオンだ。19年のドラフトで1位指名を受け、今年のオールスターメンバーに名を連ねた20歳の新星は、13年に加入したドリュー・ホリデー、16年に契約したイートワン・モアの移籍により、キャリア2年目ながらチーム1の古株に。なお、ペリカンズではブランドン・イングラム、ロンゾ・ボール、ジョシュ・ハートも在籍自体は2年目になるが、3人がプロデビューしたのはレイカーズで、さらにザイオンがチームと契約を結んだのは彼らより5日早く、最古参選手となった。
 
■在籍3年目
ピストンズ:ブレイク・グリフィン(18年1月)
サンダー:ハミドゥ・ディアロ(18年7月)

 2010年代にダンカーとして一世を風靡したグリフィンは2017-18シーズンの途中にクリッパーズからトレードで入団。当時のピストンズにはアンドレ・ドラモンド(12年加入)やレジー・ジャクソン(15年加入)といった“先輩”がいた。その後フロントが再建に舵を切ったため2人は退団し、今では1番の古株となったが、現在はチームを離脱しており、自身の移籍も時間の問題だろう。なお、プロ入りからピストンズ一筋の“真の生え抜き”は、在籍2年目のセコウ・ドゥンブヤ(19年7月)となっている。

 ディアロはルーキーイヤーに出場したスラムダンク・コンテストで優勝を飾り、知名度を上げたスウィングマン。昨オフにチームが行なった大改造により、22歳の若手ながら、サンダーでは“ベテラン”となった。

■在籍4年目
キングス:バディ・ヒールド(17年2月)
クリッパーズ:パトリック・ベバリー&ルー・ウィリアムズ(17年6月)
ホークス:ジョン・コリンズ(17年7月)
レイカーズ:カイル・クーズマ(17年7月)
ニックス:フランク・ニリキナ(17年7月)
グリズリーズ:ディロン・ブルックス(17年7月)

 ヒールドはドラフト指名されたのはペリカンズも、ルーキーイヤーの途中にトレードでキングスに加入し、今季で在籍4年目を迎えた。ベバリーとウィリアムズは17年のオフにクリス・ポールとの交換でクリッパーズの一員となり、現在も不可欠な戦力となっている。

 コリンズ、クーズマ、ニリキナ、ブルックスはいずれもドラフト入団組(※クーズマとブルックスはドラフト日にトレードで加入)。コリンズとクーズマは1年目からチームの主力として活躍しているが、前者は移籍の噂も聞かれる。ブルックスはドラフト2巡目指名ながら着実に成長を続け、昨年2月にグリズリーズと3年3500万ドルの延長契約を勝ち取った。

構成●ダンクシュート編集部

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