NBA

ウォリアーズがジャズに快勝!グリーンがトリプルダブルを達成すれば“ほぼ“負けなしのジンクスも〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.03.15

リーグ首位のジャズに快勝を収めたウォリアーズ。グリーン(右)がトリプルダブルを達成した試合は勝率96.2%とほぼ負けなしだ。(C)Getty Images

 ステフィン・カリーを中心に、2シーズンぶりのプレーオフ返り咲きを狙うゴールデンステイト・ウォリアーズ。しかしシーズン後半の初戦でロサンゼルス・クリッパーズに敗れたことで、2月末からオールスターブレイクを挟み、今季最長となる4連敗を喫していた。

 この敗戦により、19勝19敗の勝率5割となったウォリアーズは、プレーオフ出場圏内からウエスタン・カンファレンス9位まで転落。3月14日(日本時間15日、日付は以下同)には、リーグトップの成績(28勝9敗/勝率75.7%)を誇るユタ・ジャズ戦が待ち受けていたため、借金生活突入かと思われた。

 ところが、いざ蓋を開けてみると、この日はウォリアーズがジャズのお株を奪うかのように3ポイントを51.6%(16/31)と高確率でヒット。33アシストと流麗なボールムーブを見せて、131-119で快勝を収めた。
 
 連敗を4でストップしたウォリアーズは、カリーがゲームハイの32得点に5リバウンド、9アシストをマーク。さらにアンドリュー・ウィギンズが28得点、3スティール、ジョーダン・プールは18得点、3アシスト、ジェームズ・ワイズマンも16得点を記録した。

 そして「この勝利がターニングポイントになるかもしれない」と試合後に語ったドレイモンド・グリーンは11得点、12リバウンド、12アシストでトリプルダブルを達成。さらに4スティールと攻守で暴れ回った。

「4連敗していて、次の試合がNBAでベストレコードを残しているチーム相手だったから、俺たちはタフな状況にあった。だがコートに足を踏み入れたら、違うチームになっていたということ。今シーズン、毎回言っているが、俺たちは今夜のように相手をガードできれば凄いチームになれるんだ」
 
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勝利の要因はディフェンスにあったとカリーは語る