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NBA

八村塁が22得点の奮闘!第3オプションとして期待に応えるも、ウィザーズは4連敗〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.03.16

八村は自己最多の4本の3ポイントを決めて22得点。守備でもアデトクンボ(左)相手に奮闘した。(C)Getty Images

八村は自己最多の4本の3ポイントを決めて22得点。守備でもアデトクンボ(左)相手に奮闘した。(C)Getty Images

 3月15日(日本時間16日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはホームのキャピタルワン・アリーナでミルウォーキー・バックスと対戦。

 3連敗中のウィザーズは、ラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、ギャリソン・マシューズ、八村塁、アレックス・レンの5人、対するバックスはドリュー・ホリデー、ドンテ・ディヴィンチェンゾ、クリス・ミドルトン、ヤニス・アデトクンボ、ブルック・ロペスがスターターを務めた。

 ゲーム前、ウィザーズのスコット・ブルックス・ヘッドコーチは八村について、「前の試合(29得点をあげたバックス戦)では1本目のスリーを決めた。あのショットの何が良かったかというと、躊躇しなかったことだ。私も長年、自分のコーチに言われてきたよ。『躊躇するヤツはシュートを決められない』とね。躊躇しなければ成功率ははるかに高い。ルイの意識はいつも同じでなければいけない」と語っていた。

 すると八村は第1クォーターから積極的にオフェンスで絡んでいく。右ベースラインドライブからリバースレイアップを決めると、中盤にはウエストブルックのドライブに合わせてリング下で加点。続く第2クォーターでも左ベースラインでパスをもらいフェイダウェイジャンパー、前半終盤には右サイドから3ポイントを成功させた。
 
 だが第2クォーター中盤、バックスのミドルトンに次々とシュートを決められ、前半で55-69と14点差をつけられる。後半に入っても流れは変わらず、第3クォーター残り7分18秒にはこの日最大の26点リード(62-88)を奪われた。

 同クォーター途中から八村をセンターで起用したウィザーズは、ウエストブルックがドライブや速いボールムーブでショット機会を作り出し、八村は2本連続で長距離砲を決め、さらにステップバックジャンパーもヒット。第4クォーターもスタートからコートに立ち、リング下のショットや3ポイントを放り込み、全クォーターで得点を記録。

 しかし試合は、アデトクンボが3試合連続のトリプルダブル(31得点、15リバウンド、10アシスト)、ミドルトンが23得点、ブルック・ロペスが22得点など計7選手が2桁得点を残したバックスが133-122で勝利を収めた。

「ルイはこのチームが必要とする(ビールとウエストブルックに次ぐ)オフェンスの第3オプションになれると思っている。我々はそんな得点源をずっと探し続けている。毎試合、29得点はないだろうが、積極的にプレーしていけば得点は伸びる」
 
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