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八村塁の17得点、9リバウンドも実らず…ウィザーズが接戦を落として球宴後5連敗〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.03.18

八村は17得点、9リバウンドの活躍を見せたが、ウィザーズは接戦を落として今季2度目の5連敗を喫した。(C)Getty Images

 3月17日(日本時間18日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズはホームのキャピタルワン・アリーナでサクラメント・キングスとの一戦に臨んだ。

 オールスターブレイク後、4連敗と勝利から遠ざかっているウィザーズは、ラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、ギャリソン・マシューズ、八村塁、アレックス・レンをスターターとして起用。

 対するキングスは、ディアロン・フォックス、タイリース・ハリバートン、バディ・ヒールド、ハリソン・バーンズ、リショーン・ホームズで先発陣を形成した。

 この試合の先取点は八村。自分のミスショットをティップインで押し込むと、ハリバートン相手にドライブからパワーレイアップ、トランジションからリング下でレイアップとフィールドゴールを成功させる。

 第2クォーターでも中盤にポンプフェイクでホームズのタイミングをずらしフックショット、終盤にはターンアラウンドジャンパー、フリースローも2本決め、前半で12得点、3リバウンド、2スティールをマーク。

 だが66-66の同点で迎えた第3クォーター。ウィザーズはフォックスやハリバートン、コリー・ジョセフというキングスのガード陣に得点を奪われ、残り4分に11点のリード(80-91)を許してしまう。

 ウィザーズはビール、ウエストブルックのショットに加え、八村も残り約2分に左ローポスト付近から鮮やかなフェイダウェイジャンパーをヒット。第4クォーター序盤にはリング下でタフショットを沈めて3ポイントプレーを成功させた。
 
 残り1分46秒に時点で6点差を追っていたウィザーズだが、ウエストブルックがフリースロー2本とレイアップ2本を立て続けに決め、残り22.6秒で同点に追いつく。

 ところが、タイムアウト明けにフォックスにプルアップジャンパーを決められる。残り0.7秒で迎えた最後のポゼッション、ウィザーズはウエストブルックが痛恨のバッドパスで万事休す。119-121で敗れ、球宴後5連敗となった。

 ウィザーズはビールが29得点、6リバウンド、5アシスト、ウエストブルックが今季12度目のトリプルダブル(26得点、14リバウンド、10アシスト)、レンが13得点、12リバウンドを残した。

 八村は37分37秒コートに立ち、17得点、9リバウンド、2スティール。フィールドゴール46.7%(7/15)、フリースロー100.0%(3/3)を残すも、この日放った3本の3ポイントはいずれもリングに弾かれた。

 キングスに対して、ウィザーズはリバウンド数で52-38、ペイントエリアの得点で74-42と圧倒したものの、3ポイントが16.0%(4/25)と不発、先発陣に至っては0.9%(1/11)と壊滅的だった。

 手痛い負けを喫したウィザーズだが、明日はリーグトップの29勝10敗(勝率74.4%)を誇るユタ・ジャズ戦が控えている。厳しい相手ではあるものの、延長の末に勝利を収めた2月下旬のロサンゼルス・レイカーズ戦のように、格上に勝利を収めて自信をつけたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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