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優勝へのラストピースに!? 米メディアが選出した注目バイアウト候補たちを一挙紹介〈DUNKSHOOT〉

ダンクシュート編集部

2021.04.01

ポーターJr.(左)は3&D、オリニク(右)はストレッチ5として活躍が期待できる。(C)Getty Images

 3月25日に設けられていた今シーズンのトレード・デッドライン。期限直前まで大きな動きはなかったものの、最終日にはニコラ・ヴュチェビッチやヴィクター・オラディポといったオールスター選手を筆頭に、計44人(トレードは13件)が動いた。

 これによって各チームとも主要メンバーが固まったわけだが、プレーオフに向けて注目されているのがバイアウト市場だ。

 バイアウトとはチームと選手が双方合意の元で契約を解約することができる制度で、今シーズンはブレイク・グリフィン(デトロイト・ピストンズ→ブルックリン・ネッツ)、ラマーカス・オルドリッジ(サンアントニオ・スパーズ→ネッツ)、アンドレ・ドラモンド(クリーブランド・キャバリアーズ→ロサンゼルス・レイカーズ)といった大物が前所属チームから新天地へ移っている。

 4月9日までにバイアウトされた選手は、その年のプレーオフに出場できる資格があり、今後も有望選手がマーケットに出てくる可能性がある。ここでは米メディア『ClutchPoints』がセレクトした、4人のバイアウト候補選手を紹介する(※チーム名は略称)。
 
コリー・ジョセフ(ピストンズ/29歳)
ポイントガード:191センチ・91キロ
今季成績:47試合、平均6.9点、2.4リバウンド、2.5アシスト

 今年のトレード期限最終日にキングスから加入。2014年にスパーズで優勝を経験した29歳のコンボガードはミスの少なさと守備力に定評があり、ピストンズ移籍後はベンチから平均11.3点、4.0リバウンド、3.7アシストとまずまずの活躍を披露。ただチームは再建中だけに、すぐに放出される可能性もあるだろう。

ハッサン・ホワイトサイド(キングス/31歳)
センター:213センチ・120キロ
今季成績:28試合、平均8.0点、6.0リバウンド、0.6アシスト

 213センチ・120キロという恵まれたサイズを武器にゴール下で存在感を放つ。シュートレンジが狭く、オフェンスでの役割は限られるものの、リバウンド王に1度、ブロック王に2度輝いたようにディフェンス力は平均以上。プレーオフでは守備の重要性が増すだけに、リムプロテクターとして興味を示すチームはありそうだ。
 
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昨シーズンのファイナルで活躍したビッグマンもバイアウト候補に