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ウィザーズ、最下位ピストンズに屈辱の大敗…八村塁は自己最長記録更新も後半は2点止まり<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.04.02

ピストンズ戦で10得点をあげた八村。連続2桁得点を11試合に延ばしたものの、チームは大敗した。(C)Getty Images

 4月1日(日本時間2日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズは敵地リトル・シーザーズ・アリーナに乗り込み、デトロイト・ピストンズと一戦を交えた。

 ウィザーズはエースのブラッドリー・ビールがこの日も欠場。代わりの先発にはジェローム・ロビンソンが入り、ラッセル・ウエストブルック、デニ・アブディヤ、八村塁、アレックス・レンとともにスターターを形成。対するピストンズは、セイベン・リー、ジョシュ・ジャクソン、サディーク・ベイ、ジェレミー・グラント、メイソン・プラムリーが先発に名を連ねた。

 試合前の時点で、ウィザーズはイースタン・カンファレンス12位の17勝29敗(勝率37.0%)、ピストンズは同最下位の13勝34敗(勝率27.7%)。ともに下位に沈むチーム同士の対戦となったが、この日は完全にピストンズの勢いが上回った。

 ウィザーズは開始直後こそレンのショットで4-0とするも、そこから10連続失点を喫してあっさり逆転を許してしまう。以降は1度もリードを奪えず、後半は終始2桁ビハインドを背負って91-120の完敗。
 
 勝利したピストンズはジャクソンが今季最多の31得点、プラムリーが13得点、11リバウンド、7アシスト、グラントが12得点など計7選手が2桁得点をあげて快勝を収めた。

 一方のウィザーズはウエストブルックが今季18度目のトリプルダブル(16得点、11リバウンド、12アシスト)を記録するも9ターンオーバー。ロビン・ロペスが16得点、3ブロック、レンが14得点、アブディヤが自身初のダブルダブル(11得点、10リバウンド)を残したものの、チーム全体で3ポイント成功率26.3%(5/19)、フリースロー成功率31.6%(6/19)と不発に終わった。

 八村は30分13秒の出場で10得点、2リバウンド、2アシスト、1スティール。第1クォーターはターンアラウンドジャンパー、ドライブからレイアップ、フリースローライン近くからのキャッチ&シュートなどで8得点をあげたものの、第2クォーター以降は第3クォーター中盤に決めたプルアップジャンパーの2得点のみ。フィールドゴール5/12、フリースロー0/1、連続2桁得点を自己最長の11試合に伸ばした一方で、この期間中では最少のスタッツに沈んだ。
 
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