4月6日(日本時間7日、日付は以下同)に行なわれたアトランタ・ホークスとニューオリンズ・ペリカンズによる一戦は、第3クォーターに11本の3ポイントをノーミスで沈めるNBA新記録を樹立したホークスが123-107で勝利を収めた。
今季戦績を27勝24敗としたホークスは、トレイ・ヤングの30得点、12アシストを筆頭に、計6選手が2桁得点を記録した。
一方、ペリカンズではザイオン・ウィリアムソンがフィールドゴール66.7%(12/18)と高確率にショットをねじ込んでゲームハイの計34得点を奪取。20歳の巨漢(201㎝・128㎏)は、1979-80シーズンに3ポイントが導入されてから、NBAタイとなる25試合連続でフィールドゴール50.0%以上、20得点以上という記録を叩き出した。
そんな中、試合こそ敗れたとはいえ、この日はアイザイア・トーマスが約14か月ぶりにNBAのコートへ復帰。3日にペリカンズと10日間契約を結んだ32歳の元オールスターは、この試合で25分13秒プレーして10得点、2リバウンド、2アシストを残した。
トーマスは、「何があろうと、俺はいつだってこの舞台へ戻ってやろうと思っていた。もしそのことに疑問を抱いてしまえば、何もかもやるべきじゃないという気持ちでいたんだ」と、試合前にコメント。
175㎝・84㎏のトーマスは昨季ワシントン・ウィザーズで40試合(うち先発は37試合)に出場して平均12.2点、3.7アシストを残すも、昨年2月にロサンゼルス・クリッパーズへトレード後にウェイブされ、1年以上も無所属のままだった。
「俺だって人間だ。トンネルの終わりに光が見えない中でワークアウトを続けていくことを辛いと思う日だってあった。だけど、俺には最高の善意と揺るぎない自信がある。自分にとって、物事が簡単に進んできたことはなかったからね」と、これまでのキャリアについて振り返った。
この試合フィールドゴール30.8%(4/13)に終わったとはいえ、スタン・ヴァン・ガンディ・ヘッドコーチは新加入のベテランについて「(NBAで)1年もプレーしていなかったけど、彼はいいプレーをしていたと思う」と一定の評価を与えていた。
ペリカンズはザイオンこそ4試合ぶりに復帰したものの、ブランドン・イングラム、ニッケル・アレキサンダー・ウォーカー、ジョシュ・ハート、カイラ・ルイスJr.がホークス戦を欠場しており、戦力ダウンは明らか。
「彼らがケガで出られないのは最悪さ。でもケガもゲームの一部。誰かが代わりにやってやろうというメンタリティが大事なんだ。チームが出場時間を与えてくれるなら、俺はそれをフルに生かしていく。俺はコート内外でインパクトを与えることができるから」(トーマス)
かつてボストン・セルティックスでオールスターに2度、2017年にはオールNBA2ndチームにも選ばれたトーマス。32歳の小兵は、ペリカンズで得たチャンスを最大限に生かし、存在感を高めていくと期待したい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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今季戦績を27勝24敗としたホークスは、トレイ・ヤングの30得点、12アシストを筆頭に、計6選手が2桁得点を記録した。
一方、ペリカンズではザイオン・ウィリアムソンがフィールドゴール66.7%(12/18)と高確率にショットをねじ込んでゲームハイの計34得点を奪取。20歳の巨漢(201㎝・128㎏)は、1979-80シーズンに3ポイントが導入されてから、NBAタイとなる25試合連続でフィールドゴール50.0%以上、20得点以上という記録を叩き出した。
そんな中、試合こそ敗れたとはいえ、この日はアイザイア・トーマスが約14か月ぶりにNBAのコートへ復帰。3日にペリカンズと10日間契約を結んだ32歳の元オールスターは、この試合で25分13秒プレーして10得点、2リバウンド、2アシストを残した。
トーマスは、「何があろうと、俺はいつだってこの舞台へ戻ってやろうと思っていた。もしそのことに疑問を抱いてしまえば、何もかもやるべきじゃないという気持ちでいたんだ」と、試合前にコメント。
175㎝・84㎏のトーマスは昨季ワシントン・ウィザーズで40試合(うち先発は37試合)に出場して平均12.2点、3.7アシストを残すも、昨年2月にロサンゼルス・クリッパーズへトレード後にウェイブされ、1年以上も無所属のままだった。
「俺だって人間だ。トンネルの終わりに光が見えない中でワークアウトを続けていくことを辛いと思う日だってあった。だけど、俺には最高の善意と揺るぎない自信がある。自分にとって、物事が簡単に進んできたことはなかったからね」と、これまでのキャリアについて振り返った。
この試合フィールドゴール30.8%(4/13)に終わったとはいえ、スタン・ヴァン・ガンディ・ヘッドコーチは新加入のベテランについて「(NBAで)1年もプレーしていなかったけど、彼はいいプレーをしていたと思う」と一定の評価を与えていた。
ペリカンズはザイオンこそ4試合ぶりに復帰したものの、ブランドン・イングラム、ニッケル・アレキサンダー・ウォーカー、ジョシュ・ハート、カイラ・ルイスJr.がホークス戦を欠場しており、戦力ダウンは明らか。
「彼らがケガで出られないのは最悪さ。でもケガもゲームの一部。誰かが代わりにやってやろうというメンタリティが大事なんだ。チームが出場時間を与えてくれるなら、俺はそれをフルに生かしていく。俺はコート内外でインパクトを与えることができるから」(トーマス)
かつてボストン・セルティックスでオールスターに2度、2017年にはオールNBA2ndチームにも選ばれたトーマス。32歳の小兵は、ペリカンズで得たチャンスを最大限に生かし、存在感を高めていくと期待したい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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