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NBA

“ご意見番”がネッツの優勝に待った?ビッグ3とそれ以外の選手のケミストリーについて指摘<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.04.09

ネッツはデュラント(中央)がようやく戦列に復帰。サポート陣とのケミストリーを成熟させられるか。(C)Getty Images

ネッツはデュラント(中央)がようやく戦列に復帰。サポート陣とのケミストリーを成熟させられるか。(C)Getty Images

 4月7日(日本時間8日、日付は以下同)にニューオリンズ・ペリカンズを139-111で撃破し、ついにイースタン・カンファレンス首位に浮上したブルックリン・ネッツ。ケビン・デュラント、カイリー・アービングの二枚看板に加え、シーズン途中にトレードでヒューストン・ロケッツからジェームズ・ハーデンを、FA契約でブレイク・グリフィンとラマーカス・オルドリッジ(それぞれデトロイト・ピストンズ、サンアントニオ・スパーズからバイアウト)を獲得し、スター軍団を形成したネッツは、今季の優勝候補の最右翼と言える存在だ。

 ただ、懸念材料がないわけではない。その最たるものが“チームケミストリー”。デュラント、アービング、ハーデンのビッグ3はなかなかコートに並び立たず、2月中旬から欠場していたデュラントが先のペリカンズ戦で復帰したと思ったら、入れ替わるようにハーデンが戦線離脱。グリフィン、オルドリッジも加入したばかりで、チームとして成熟するのはまだ時間がかかると多くの識者が考えている。

 かつてボストン・セルティックスで優勝を経験し、現在は『ESPN』でアナリストを務めるケンドリック・パーキンスもその1人だ。歯に衣着せぬ物言いで知られる“ご意見番”は、4月6日に放送された『The Jump』にて、ネッツ・ビッグ3とそれ以外の選手たちのケミストリーについて指摘していた。
 
「レギュラーシーズンであれば、故障でスターたちを欠いても切り抜けられるだろう。だが問題は、プレーオフがそう遠くはないということ。ジェームズ・ハーデン、ケビン・デュラント、カイリー・アービングが、与えられた時間で得点を量産できるのは知っている。だが、ほかのチームメイトたちはそこにフィットできるだろうか」

「現在、ジェフ・グリーンやジョー・ハリスはいい役割を担っているよね。そんななかに、ビッグ3を投入したらどうなる? その部分を上手くやるには、ケミストリーが必要だ。一人ひとりがスターにならなければならない」

 パーキンスの主張は最もだろう。ここまで7試合しか揃って出場できていないビッグ3同士のケミストリーも問題だが、そのビッグ3が揃い踏みした際に、グリーンやハリスといった優秀なサポート陣たちと上手く噛み合うのかも今後のネッツの大きな課題だ。

 シーズン途中で大型補強を次々と敢行したネッツは、はたしてプレーオフまでの短い間にチームとしての完成度を高めることができるのか?その答え合わせは、約1か月後から始まることになる。

構成●ダンクシュート編集部

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