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NBA

アイバーソンが“誰よりも信頼していた”スノウ。シクサーズが誇る名コンビが解散した理由とは【NBAデュオ列伝|後編】<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.04.15

2004年にスノウがトレードでキャブズに移籍。相棒の退団後もアイバーソンは平均30点超えと奮闘したが、チーム成績は振るわなかった。(C)Getty Images

2004年にスノウがトレードでキャブズに移籍。相棒の退団後もアイバーソンは平均30点超えと奮闘したが、チーム成績は振るわなかった。(C)Getty Images

 シクサーズ加入2年目の98-99シーズン、アイバーソンのアシスト役だけでなく、リーグ9位の平均2.08スティールを記録するなど、スノウはディフェンスでも活躍。76ersの8年ぶりとなるプレーオフ進出に貢献した。

 この年と翌シーズンは、いずれもカンファレンス準決勝で敗退したが、00-01シーズンは結成4年目を迎えたアイバーソン&スノウのコンビネーションが冴えわたる。とりわけ前者は、平均31.1点で2度目の得点王に加え、マイケル・ジョーダン以来史上2人目のスティール王とのダブルタイトルを獲得。攻守両面での貢献を評価され、MVPを受賞した。

「彼は素晴らしいチームプレーヤーになった。こんなことを言う日が来ると思わなかったが、アレンを指導できることに感謝している」。

 アイバーソンに最大級の称賛を贈ったラリー・ブラウンHCは、スノウに対しても「エリックは一所懸命にプレーするしディフェンスもいい。毎年確実に成長していて、チームに多くのものをもたらしている」と賛辞を惜しまなかった。
 
 アイバーソンの勢いはプレーオフに入っても止まらなかった。まず1回戦でインディアナ・ペイサーズを蹴散らし、トロント・ラプターズとのカンファレンス準決勝では、アイバーソンがヴィンス・カーターとの熾烈な点取り合戦を制する。バックスとのカンファレンス決勝は最後までもつれたが、第7戦で44点とアイバーソンが爆発し、念願のNBAファイナルに進んだ。

 不利を予想されたロサンゼルス・レイカーズとのファイナルでもアイバーソンはまったく臆せず、初戦で48点を奪い先勝する。しかしながら、76ersにはアイバーソン以外の得点オプションがなかった。シリーズを通じて20点以上をあげたのは第3戦のディケンベ・ムトンボ(23点)のみで、第2戦以降はあっさり4連敗を喫して敗退した。

■ファイナル進出を境に急降下し共に新天地へ旅立った名コンビ

 結果的に、このファイナルがアイバーソン&スノウのコンビにとって、最後の晴れ舞台となった。

 01-02シーズンもアイバーソンはリーグ1位の平均31.4点を記録したが、FG成功率が30%台に転落するなど内容が伴わず、普段の練習態度も以前のようなちゃらんぽらんなものに戻ってしまった。

「大人なら練習に来るとか、時間に遅れないようにできるはずだ」とブラウンが詰れば「練習をさぼってはいない。ちゃんと理由があって休んでいるんだ」とアイバーソンが反発するなど両者の仲は再び悪化し、プレーオフではボストン・セルティックス相手に1回戦で敗退した。
 
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ブラウンとスノウの退団後はアイバーソンのキャリアも下り坂に…

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