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NBA

「自分がここにいる理由は分かっている」王者レイカーズの一員となったドラモンドが語る新たな決意<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.04.15

3月にレイカーズと契約したドラモンドは、ここまで5試合に出場して平均9.2点、9.2リバウンドを記録している。(C)Getty Images

3月にレイカーズと契約したドラモンドは、ここまで5試合に出場して平均9.2点、9.2リバウンドを記録している。(C)Getty Images

 オールスター選出2回、リバウンド王4回を誇るアンドレ・ドラモンドは、クリーブランド・キャバリアーズとのバイアウトを経て、3月28日(日本時間29日、日付は以下同)に昨季覇者ロサンゼルス・レイカーズと契約を結んだ。

 翌29日の入団会見で、キャリア9年目のビッグマンは「僕が最後にプレーしてから、1か月と10数日も経っている。だから皆も、僕がコートに足を踏み入れてプレーすることに飢えていて、興奮していることは想像できるはずだ。プレーできる段階にもっていくため、この1か月間は猛練習してきた」と意気込み、マルク・ガソルに代わって先発センターを託された。

 ところが31日のミルウォーキー・バックス戦、ドラモンドはブルック・ロペスに右足を踏まれたことで親指の爪がはがれ落ち、ロッカールームへと下がることに。チームはその試合を落とし、ドラモンドも翌戦から3試合の欠場を余儀なくされた。
 
 だが「しっかりとこのケガと向き合って、今まで以上にいい状態で戻ってみせる」と語った通り、4月8日のマイアミ・ヒート戦で復帰すると15得点、12リバウンド、2スティール。10日のブルックリン・ネッツ戦では20得点、11リバウンドを叩き出し、レイカーズ加入後の初勝利を飾った。

 ただし、その後は低空飛行が続き、連戦となった12日のニューヨーク・ニックス戦(3得点、10リバウンド)と13日のシャーロット・ホーネッツ戦(4得点、12リバウンド、3スティール)はいずれも1桁得点と、オフェンス面で苦戦している。

 もっとも、レイカーズは現在アンソニー・デイビスとレブロン・ジェームズというリーグ最強タッグが故障で離脱しており、ベストメンバーとは程遠い布陣。現時点でドラモンドに見切りをつけるのはさすがに時期尚早だ。

「オフェンス面で、たぶん僕はキャリアでも最悪なプレーになっている。今はこのチームに馴染もうとしているところだ。でも自分がここにいる理由は分かっている。それはディフェンス面でこのチームを助けることだ。オフェンスについてはそのうちついてくるさ」
 
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