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NBA

マレー離脱でナゲッツは優勝戦線から脱落か。ヨキッチは「僕らが諦めることはない」と語るが…<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.04.16

4月12日のウォリアーズ戦で負傷したマレー。左ヒザの前十字靭帯断裂と診断され、今季絶望となった。(C)Getty Images

4月12日のウォリアーズ戦で負傷したマレー。左ヒザの前十字靭帯断裂と診断され、今季絶望となった。(C)Getty Images

 4月13日(日本時間14日、日付は以下同)、デンバー・ナゲッツはジャマール・マレーが左ヒザの前十字靭帯断裂で無期限の戦線離脱になることを発表した。

 ナゲッツ在籍5年目のスコアリングガードは、昨季のプレーオフで平均26.5点を叩き出し、一躍注目の的に。フィールドゴール成功率50.5%、3ポイント成功率45.3%、フリースロー成功率89.7%と高確率なショットで何度もチームを救い、カンファレンス・ファイナル進出の原動力となった。

 迎えた今季も平均21.2点(フィールドゴール47.7%、3ポイント40.8%、フリースロー86.9%)と期待に応える活躍。大黒柱ニコラ・ヨキッチとともに2枚看板としてナゲッツを牽引してきたものの、12日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦の終盤に左ヒザを負傷し、事実上の今季絶望となってしまった。

 翌14日のマイアミ・ヒート戦を前に、マイケル・マローン・ヘッドコーチは「当然のことだが、ジャマールは打ちひしがれていたよ。我々は彼の重要性を痛いほど理解している。彼が健康体であれば、我々はもっといいチームだからね」とコメント。マレーの離脱により、ナゲッツが優勝戦線から脱落したと指摘する声もある。
 
 もっとも、同日のヒート戦、ナゲッツは123-106で勝利して連敗を2でストップ。35勝20敗(勝率63.6%)でウエスタン・カンファレンス4位の座をキープしている。

「僕らはチャンピオンシップを勝ち取るためにプレーしている。1人がいなくなっても、誰かがその穴を埋めるため立ち上がるんだ。僕らのゴールは同じ。このチームはそれを成し遂げるだけのタレントがいる」

 そう語ったのは、ヒート戦でゲームハイの25得点に10リバウンド、3ブロックをマークしたマイケル・ポーターJr.。自信に満ちた22歳のフォワードは、リーグ屈指の守備力を誇るヒート相手に積極果敢に攻め立てて勝利を大きく後押しした。

 また、この試合ではヨキッチが今季15度目のトリプルダブル(17得点、10リバウンド、11アシスト)。リーグ最高級の万能型ビッグマンは、「寂しく思う。彼はこのチームで重要な役割を務めているからね。だけど、僕らが(チャンピオンシップ獲得を)諦めることはない」と前を向いた。
 
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