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“球団タイ記録”のテイタムと“リーグ首位牽引”のブッカーが今季3度目の週間MVPに|NBA第19週<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.05.04

ともに今季3度目の週間MVPに輝いたセルティックスのテイタム(左)とサンズのブッカー(右)。(C)Getty Images

 5月3日(日本時間4日、日付は以下同)、NBAが第19週の週間最優秀選手を発表し、イースタン・カンファレンスからボストン・セルティックスのジェイソン・テイタム、ウエスタン・カンファレンスからフェニックス・サンズのデビン・ブッカーが選出された。

 4月26日から5月2日の期間中、3試合に出場したテイタムはリーグベストの平均42.7点、6.0リバウンド、6.0アシストを記録。圧巻の成績で今季3回目(通算4回目)の週間MVPに輝いた。

 ハイライトとなったのは4月30日のサンアントニオ・スパーズ戦。テイタムはキャリアハイおよび、ラリー・バードが持つ球団記録に並ぶ60得点を叩き出してチームを延長戦の勝利に導いた。この試合ではフィールドゴール(FG)37本を放って20本成功、フリースローは17本中15本を沈めて、両部門の試投数と成功数で自己最多を更新。4月9日の53得点に続き、球団史上初めて1シーズンに2回の50点超えを達成した。

 同週はFG成功率54.4%(43/79)、3ポイント成功率59.1%(13/22)、フリースロー成功率90.6%(29/32)と爆発し、3試合連続で30得点、5アシスト、FG成功率50%以上をマーク。これも球団では1987-88シーズンのバード以来の快挙となった。

 チームは2勝2敗(うち1敗はテイタムが欠場)と足踏みしたものの、4月以降は11勝6敗と上り調子。テイタムも平均得点(26.5)、リバウンド(7.4)、アシスト(4.4)の3部門でキャリアハイとハイパフォーマンスを続けている。
 
 サンズのブッカーは4試合で平均29.3点、4.0リバウンド、3.5アシストを記録。1シーズン3回の週間MVP受賞は今季リーグ最多タイ、球団では2006-07シーズンのスティーブ・ナッシュ以来となった。

 第19週、サンズは9連勝中と波に乗るイースト4位のニューヨーク・ニックス、ウエスト4位のロサンゼルス・クリッパーズ、リーグ1位のユタ・ジャズといった強豪との対戦が続いたが、いずれも撃破。ブッカーはニックス戦から順に33得点、21得点、31得点、5月2日のオクラホマシティ・サンダー戦でも32得点をあげ、4試合でFG成功率54.7%(47/86)と高精度のショットでチームを4連勝に導いた。

 なお、サンズは4月28日のクリッパーズ戦勝利で2009-10シーズン以来11年ぶりのプレーオフ進出が決定。さらにジャズとの頂上決戦を制したことで、同勝率ながらリーグ首位の座に躍り出た。今季ジャズ相手には3戦全勝を飾っており、このまま両者が同成績でシーズンを終えた場合、サンズが2004-05シーズン以来の第1シードを掴むことになる。

構成●ダンクシュート編集部
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