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NBA

プレーイン行き濃厚な昨季王者レイカーズ。それでも「100%健康なら俺たちがベスト」とデイビスの自信は揺るがず<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.05.09

現在ウエスト7位と、プレーイン参戦の可能性が高まってきたレイカーズ。それでもデイビスは自信を失っていない。(C)Getty Images

現在ウエスト7位と、プレーイン参戦の可能性が高まってきたレイカーズ。それでもデイビスは自信を失っていない。(C)Getty Images

 5月7日(日本時間8日、日付は以下同)、ポートランド・トレイルブレザーズと対戦した昨季覇者ロサンゼルス・レイカーズは、アンソニー・デイビスが36得点、12リバウンド、5アシストと大暴れを見せるも、101-106で敗戦を喫した。

 これにより、ウエスタン・カンファレンス6位のレイカーズ(37勝30敗/勝率55.2%)と7位ブレイザーズの順位が逆転。ブレイザーズは翌8日のサンアントニオ・スパーズ戦にも勝利したことで、今季成績を39勝29敗(勝率57.4%)とし、レイカーズとのゲーム差を1.5に広げウエスト6位の座を堅持している。

 レイカーズはデイビスが復帰後ベストと言えるパフォーマンスを見せたものの、レブロン・ジェームズは再び離脱中、デニス・シュルーダーもふくらはぎを痛めて欠場と、プレーメーカーが不足。レギュラーシーズン残り5試合となった現時点で、ブレイザーズと1.5ゲーム差、5位のダラス・マーベリックス(39勝28敗/勝率58.2%)とは2.0ゲーム差離れているため、連覇をかけてプレーオフへ臨む前に、プレーイン・トーナメントを勝ち抜かなければならない可能性が高くなってきた。
 
 フランク・ヴォーゲル・ヘッドコーチ(HC)はこの苦境のなかで「我々が(プレーイン・トーナメントについて)気にかけることはない」と切り出し、こう続けた。

「どの順位に入ろうと、我々には自信がある。当然、上位6位以内でフィニッシュしたかったけどね。それでも、我々にはまだ5試合残されているのだから、可能性はある。だからこの先も可能な限り勝利すべく戦い続けるよ」

 幸い、レブロンは数日以内に戦列復帰できる見込みで、シュルーダーもプレーイン・トーナメント前には復帰予定。プレーオフ、あるいはプレーイン・トーナメントにはベストメンバーで臨めるだろう。

 とはいえ、仮にベストメンバーが組めたとしても、他のライバルチームがシーズンを通じてケミストリーを醸成させてきたのに対し、レイカーズはレブロン&デイビスの超強力タッグと新加入アンドレ・ドラモンドがほとんど一緒にプレーできておらず、連携の面でも不安が残る。
 
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