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NBA

プレーイン行き濃厚な昨季王者レイカーズ。それでも「100%健康なら俺たちがベスト」とデイビスの自信は揺るがず<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.05.09

 それでも、デイビスは「俺たちが100%健康の時は、ベストチームのひとつ……いや、リーグのトップチームだ。もちろん、その(プレーインという)ルートで進みたくはない。でもそうなったら、そこから勝ち進んでいくだけだ」とコメント。その自信は揺るぎない。

 もしこのままウエスト7位でレギュラーシーズンを終えた場合、レイカーズは8位のチームと対決し、勝利すれば第7シードでプレーオフ進出。もし敗れても、9、10位チームによる試合の勝者を下せば、第8シードでプレーオフに滑り込むことができるため、“絶望的”とまで悲観することはないのかもしれない。

 だが、これだけ過密日程でシーズンを送ってきただけに、一発勝負はリスクが伴うことを指揮官も承知している。
 
「一発勝負というのは、ファウルトラブルが起きたり、足首を捻ったりと、あらゆることが起きてしまう。だからトップ6以内で終えたいと思っている。それがこのチームにとって最優先にすべきこと。でも同時に、プレーイン・トーナメント行きになったとしても、私はこのグループに対して自信を持っている」

 優勝候補の本命に推されていた昨季とは打って変わって、今季は下位シードから連覇を目指すという現実に直面しているレイカーズ。ただ、デイビスやヴォーゲルHCには揺るぎない自信があり、それはレブロンをはじめとするチームメイトたちも同じ思いだろう。

 はたして、選手たちのコンディショニングやケミストリー不足など、不安要素をいくつか抱えるレイカーズが今季辿り着く最終着地点はどこになるのか。今後の展開からも目が離せない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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