NBAの2020-21レギュラーシーズンも残すところあと4日。プレーオフならびにプレーイン・トーナメント進出チームが続々と決まっており、ポストシーズンに向けて話題は事欠かない。
その一方で、72試合を戦い抜いた末に発表される各種アウォードも気になるところ。5月8日(日本時間9日)には『ESPN』のケビン・ペルトン記者が今季のオールディフェンシブチームの予想を展開した。
NBAでスター選手の証のひとつとされるオールスターは東西のカンファレンスから各12名の計24名、オールNBAチームは1st、2nd、3rdチームの計15名が選ばれるのに対し、オールディフェンシブチームは1st、2ndの計10名のみと、そのハードルは他のアウォードよりも高い。
ペルトン記者が今季"最強の守備選手"として挙げた10名は下記の選手たちだ(チーム名は略称)。
■『ESPN』記者によるオールディフェンシブチーム予想
【1stチーム】
G:ベン・シモンズ(シクサーズ)
G:ジミー・バトラー(ヒート)
F:カワイ・レナード(クリッパーズ)
F:ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)
C:ルディ・ゴベア(ジャズ)
【2ndチーム】
G:ドリュー・ホリデー(バックス)
G:ルージェンツ・ドート(サンダー)
F:マティス・サイブル(シクサーズ)
F:ヤニス・アデトクンボ(バックス)
C:クリント・カペラ(ホークス)
全ポジションをカバーする万能ディフェンダーのシモンズと、ジャズの守護神ゴベアは昨季に続いて1stチーム入りが有力。加えて、タフな守備でチームを牽引するバトラー、レナード、グリーンが、ペルトン記者が選ぶ今季のディフェンス面におけるベスト5に名を連ねた。
2ndチームにはバックスからホリデーとアデトクンボが選出。1stチーム選出経験のある2人のほかは、ドートとサイブルという2年目の若手、そして今季ホークスのプレーオフ返り咲きを後押ししたカペラの名が挙がった。
『NBAshotcharts.com』から算出された過去5シーズンにおけるディフェンス面の得失点差では、ゴベアがトップの4.4、アデトクンボが2位の3.6、バトラーが5位の2.9という好数字を残しており、特に彼らは長期間に渡って守備面でインパクトを残してきたことが分かる。
もちろん、オールディフェンシブチームはひとりの記者による投票で決まるものではなく、実際はさらに多くの選手に票が分かれるだろう。
ペルトン記者はその他の候補として、アレックス・カルーソ(レイカーズ)やデジャンテ・マレー(スパーズ)、ディアンソニー・メルトン(グリズリーズ)、OG・アヌノビー(ラプターズ)、ミカル・ブリッジズ(サンズ)、ロバート・コビントン(ブレイザーズ)、ジェイ・クラウダー(サンズ)、ジョエル・エンビード(シクサーズ)らを挙げている。
近年はリーグ上位の戦績を残したチームの中から、ディフェンスで貢献した選手たちに票が集まる傾向にある。最終的にどんなメンバーが選出されるのか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
その一方で、72試合を戦い抜いた末に発表される各種アウォードも気になるところ。5月8日(日本時間9日)には『ESPN』のケビン・ペルトン記者が今季のオールディフェンシブチームの予想を展開した。
NBAでスター選手の証のひとつとされるオールスターは東西のカンファレンスから各12名の計24名、オールNBAチームは1st、2nd、3rdチームの計15名が選ばれるのに対し、オールディフェンシブチームは1st、2ndの計10名のみと、そのハードルは他のアウォードよりも高い。
ペルトン記者が今季"最強の守備選手"として挙げた10名は下記の選手たちだ(チーム名は略称)。
■『ESPN』記者によるオールディフェンシブチーム予想
【1stチーム】
G:ベン・シモンズ(シクサーズ)
G:ジミー・バトラー(ヒート)
F:カワイ・レナード(クリッパーズ)
F:ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)
C:ルディ・ゴベア(ジャズ)
【2ndチーム】
G:ドリュー・ホリデー(バックス)
G:ルージェンツ・ドート(サンダー)
F:マティス・サイブル(シクサーズ)
F:ヤニス・アデトクンボ(バックス)
C:クリント・カペラ(ホークス)
全ポジションをカバーする万能ディフェンダーのシモンズと、ジャズの守護神ゴベアは昨季に続いて1stチーム入りが有力。加えて、タフな守備でチームを牽引するバトラー、レナード、グリーンが、ペルトン記者が選ぶ今季のディフェンス面におけるベスト5に名を連ねた。
2ndチームにはバックスからホリデーとアデトクンボが選出。1stチーム選出経験のある2人のほかは、ドートとサイブルという2年目の若手、そして今季ホークスのプレーオフ返り咲きを後押ししたカペラの名が挙がった。
『NBAshotcharts.com』から算出された過去5シーズンにおけるディフェンス面の得失点差では、ゴベアがトップの4.4、アデトクンボが2位の3.6、バトラーが5位の2.9という好数字を残しており、特に彼らは長期間に渡って守備面でインパクトを残してきたことが分かる。
もちろん、オールディフェンシブチームはひとりの記者による投票で決まるものではなく、実際はさらに多くの選手に票が分かれるだろう。
ペルトン記者はその他の候補として、アレックス・カルーソ(レイカーズ)やデジャンテ・マレー(スパーズ)、ディアンソニー・メルトン(グリズリーズ)、OG・アヌノビー(ラプターズ)、ミカル・ブリッジズ(サンズ)、ロバート・コビントン(ブレイザーズ)、ジェイ・クラウダー(サンズ)、ジョエル・エンビード(シクサーズ)らを挙げている。
近年はリーグ上位の戦績を残したチームの中から、ディフェンスで貢献した選手たちに票が集まる傾向にある。最終的にどんなメンバーが選出されるのか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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