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ウィザーズのGMが八村塁の2年目に“合格点”。来季求められる「新たなチャレンジ」とは<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.06.04

八村は2年目の今季、レギュラーシーズン57試合に出場して平均13.8点を記録。プレーオフでも平均14.8点と結果を残した。(C)Getty Images

 プレーオフ1回戦で敗れ、今季を終えたワシントン・ウィザーズは6月3日(日本時間4日)、トミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)がメディア対応を行なった。

 シェパードGMは冒頭、プレーオフで対戦したフィラデルフィア・セブンティシクサーズを称えると、続けてファンへコメント。「ファンの皆さんへありがとうと伝えたい。ワシントンDCがシーズン終盤に入場制限を緩和して(1万人以上のファンが)チームを後押ししてくれた。いろいろな人のおかげでこの難しいシーズンを乗り切ることができた」と感謝を述べた。

 来季に向けた話では、「チームの層を厚くしたい」と補強について語った。「常に全ポジションの補強を検討している」とし、特に3ポイントシューターとウイングポジションの強化を目標に挙げた。

 その一方で、「何よりもディフェンスを向上しないといけない」とチーム全体の課題も指摘。今季、平均失点でリーグ最下位、ディフェンシブ・レーティングで20位に終わった守備のステップアップを念頭に取り組んでいく構えだ。
 
 さらにシェパードGMは2年目のシーズンを終えた八村塁についても言及。「ルイはものすごく成長した」と"合格点"を与えると、「次のステップは毎試合、活躍を継続して、周りからさらにリスペクトを勝ち取ることだ」と語った。

 3年目の来季については、「ルイは今シーズンと昨シーズン、離脱した期間があった。まだ本来のNBAの82試合の日程を経験していない。それも来シーズンは新たなチャレンジになる」とフルシーズンの活躍を期待する。

 八村は1年目の昨季、鼠径部の負傷で72試合中24試合を欠場。2年目の今季は開幕当初に患った結膜炎や新型コロナの影響などで15試合を欠場した。いずれも長期離脱というほどではないが、今や八村はチームに欠かせない戦力だけに、首脳陣としては1試合でも多くコートに立ってもらいたいところだろう。順調に成長して迎える3年目の来季は、全82試合で躍動する八村に期待したい。

構成●ダンクシュート編集部
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